...併し現在の日本にはまだ教養のある新しい妖婦(デイルネ)が發生してゐさうにも思はれない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...その中尉すらも教養のあるせいか...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...奥さんも教養のある人よ...
徳田秋声 「仮装人物」
...かなり教養のある親切げな社交的な男であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...教養のある人が大變魅惑されるやうになつて來た...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...最も教養のある部に属する君たちが知らない...
中里介山 「大菩薩峠」
...教養のある立派な人だった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...教養のある人達だけに...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...お六は女巾着切りに似ぬ教養のある女で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...教養のある奥ゆかしいところがあって...
久生十蘭 「キャラコさん」
...教養のある士官だと思われていた頃から喫(す)いなれていたのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...教養のある友であることを見出した...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...教養のあるレディからのものとピンときました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...教養のあるかたにとっては...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...教養のある紳士が...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...だからもとよりこれというほどな教養のあるひとではなかったろうが...
吉川英治 「紅梅の客」
...教養のある女性などが持つ邪推ではないと...
吉川英治 「親鸞」
...『ビッグ・パレード』だの『ウイングス』で随分教養のある青年達が...
オン・ワタナベ(渡辺温) 「兵士と女優」
便利!手書き漢字入力検索