...我国の上品で教養のある貴婦人が...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その書き遺したものなど見ると相当教養のある人だったように思われ...
高村光太郎 「回想録」
...それにもかかわらずそういう無意味な言い現わし方をする人は相当な教養のある人にも少なくないようである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...――知性の発達した教養のある人間...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...おれが「教養のある頭脳の発達した現代人」だからなのさ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...かなり教養のある親切げな社交的な男であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ここは相当に教養のある人も通ると見え...
中里介山 「大菩薩峠」
...特別に教養のあるものだけに許される特権でなければならないし...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは又善良な教養のある人妻にのみ見られる一種の世故慣れた母らしい落ちつきの声でもない...
長與善郎 「青銅の基督」
...教養のある奥ゆかしいところがあって...
久生十蘭 「キャラコさん」
...教養のある士官だと思われていた頃から喫(す)いなれていたのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...教養のあるかたにとっては...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...教養のある紳士が...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...若し敏感な教養のある観察者なら日下部太郎が彼のN会社の専務取締役という職業にも似合わず相当に洗煉された趣味家であることをも...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...やはり学問教養のある人の方が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...先生は自分がなにか云いださなければならない立場に立ったことを悟り、まず「そんな亭主とは離婚すべきである」こと、そしてじん少年の将来のため、誰か教養のある、しっかりした人物と再婚すべきこと、などから説きはじめ、せい子がいちいち尤もであると頷き、先生に突撃路をひらいてやるためだろう、手を伸ばして先生の膝をやんわりと押えた...
山本周五郎 「季節のない街」
...何かの職業に従事している教養のある者たちは...
横光利一 「旅愁」
...自分より教養のあるものと思えば...
吉川英治 「新書太閤記」
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