...是れ慈父(じふ)の子を教ふる意思(いし)...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...代用教員は教壇以外にて一切生徒に教ふべからず...
石川啄木 「雲は天才である」
...其児(そのこ)に教ふるに愛を以てせずして漫(みだり)に恭謙...
泉鏡花 「愛と婚姻」
...計策(はかりごと)を教ふること忠(まめ)なり...
巌谷小波 「こがね丸」
...僧は最(い)と懇(ねんご)ろに道を教ふれば...
高山樗牛 「瀧口入道」
...善綱氏(ぜんこうし)(小僧)に算術教ふ...
田山花袋 「田舎教師」
...(XVI 196)486 XI 831 によればケントール彼を教ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...之を兵式體操を教ふるが如く...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...名所の歌の手本として人に教ふるの不可なるをいへるなり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...まして倫理を教ふる教師にして多少欠点あるの人ならんか...
正岡子規 「病牀譫語」
...◎小学校の修身科は先入主となりて人の一生を支配するほどの大切なる者なれば従つてこれを教ふるにも最も注意を要す...
正岡子規 「病牀譫語」
...浜野氏のわたくしに教ふる所は下の如くであつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...父は子を教ふるに意を用ゐなかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...幸に牧野氏はわたくしを教ふる労を慳(をし)まなかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...牧師は会員に基督教徒たる教育を与ふべき者にして会員に基督教義の学問を教ふるは寧ろ其第二...
山路愛山 「信仰個条なかるべからず」
...歴史は人に差別を教ふ人は更に無差別の境を求む...
山路愛山 「凡神的唯心的傾向に就て」
...福沢君の天職は日本の人心に実際的応用的の処世術を教ふるに在り...
山路愛山 「明治文学史」
...先生の一途なるさまもなみだなれ家十ばかりなる村の學校にひたひたと土踏み鳴らし眞裸足に先生は教ふその體操を先生の頭の禿もたふとけれ此處に死なむと教ふるならめ遙か眞下に白々とした谷の瀬々を見下しながらなほ急いでゐると...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索