...それに伴れて忠敬は救民の事業などをも興したので...
石原純 「伊能忠敬」
...先づ救民小屋造立(つくりたて)の間...
中里介山 「大菩薩峠」
...行列の真(ま)つ先(さき)に押し立てたのは救民と書いた四半(はん)の旗(はた)である...
森鴎外 「大塩平八郎」
...済世救民の道に反する...
横光利一 「馬車」
...救民の草鞋(わらじ)を解かなかった...
吉川英治 「大岡越前」
...あひにく、楠正成とぶつかつたので、三百年祭の伊達政宗のはうは、いつかうに頌揚されなかつたが、東北文化、東北産業、東北救民と、いくつもの問題が國策にのぼつてゐる時ではあり、とかく、ひつ込み思案な東北人の元氣を鼓舞するためにも、政宗はもつと現代に生かしてみたい人物の一人である...
吉川英治 「折々の記」
...救民の天質を備えながら...
吉川英治 「三国志」
...このときに救民仁愛を旗として起ったのが劉備玄徳であり...
吉川英治 「三国志」
...彼が若年から戦うごとに世の群雄へ臨む秘訣としていた「尊朝救民」の大旆(たいはい)は...
吉川英治 「三国志」
...救民を賑わし、町屋も業を休み、城中の諸士は、無礼講(ぶれいこう)とあって、正月のように、昼から頬を赤く染めていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...経世救民のうえからも...
吉川英治 「親鸞」
...ここで製した「救民良薬」を諸所へ配布して以来...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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