...これからさき神の恵みに救われるような事があったらば...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...そこではじめて救われるのです...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...それでわれわれは救われるわけです...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「十時五十分の急行」
...働くことをしない寛大で高貴で貧しい人はもはや救われることができない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それらの社会はあるいは救われることができるものであったであろうか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...実際あるいは救われるかも知れなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この悲惨は救われるはず――お松は...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分たちはこの虐待と飢餓から救われることだ――銭があればいいなあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...救われるということはありませんからね」「有難うございます」「昔の真さんにおかえりなさい」「そう致しましょう」「真さん」「はい」「京の六条の蔦屋(つたや)の坊(ぼん)ちの色男の真三郎さんは...
中里介山 「大菩薩峠」
...末世の凡夫はこの聖道の修行によって救われることは出来ない...
中里介山 「法然行伝」
...「あの醍醐の乗願房の救われるのをさまたげてやろうじゃないか」というと一人の山伏が「あれはなかなか信念が堅くて妨げられないが...
中里介山 「法然行伝」
...従来の営業歌劇の低俗さから救われるために...
野村胡堂 「楽聖物語」
...そうしてくれれば藤井君にもキズがつかないし、環も救われるが、だが君、環は普通の女と違って、音楽の方が忙しいので、妻としての務めが満足に出来ないよ...
三浦環 「お蝶夫人」
...人と成ろうとする努力によってのみ救われるだろう...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...むしろ僕なぞから早く突っぱなされればされるほど、早く救われる...
三好十郎 「好日」
...成長後の肩身の狭さも救われることになるであろうとは源氏の心に思われることであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大勢と共に救われる道に出ることこそ最大の歓喜でなければならないはずです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...彼に救われるためには...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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