...火山噴出の代りにいわゆる氷河期と名づけられる大規模の気候変化を持ってくれば救われるのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...ああ、救われる...
海野十三 「四次元漂流」
...否全世界が救われるであろうと...
太宰治 「トカトントン」
...それでわれわれは救われるわけです...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「十時五十分の急行」
...父の不幸が始めて完全に救われるとも思ったであろう...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...だからしてヘーゲル自然哲学はまだ之によって救われることは出来ない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...何によって救われるのであろうか...
豊島与志雄 「風俗時評」
...当座の急を救われる喜びには打たれたけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれを着用して見たら必ずこの不便から救われるに相違ない...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...ただ念仏さえすれば救われると...
中里介山 「法然行伝」
...救われることになつたのである...
蜷川新 「天皇」
...結局救われる道は一つしかない...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...鷲にさらわれて海に墜されて船で救われるのですが...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...それで私は救われる...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...貴方は救われるのです...
平林初之輔 「悪魔の聖壇」
...人類のすべてが最後に救われるのが宗教の大眼目だと思うんです...
深瀬基寛 「悦しき知識」
...一村の飢餓(きが)が救われるであろうほどの物を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...救われるために仏を念ずるか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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