...ベントリー「救いの神」...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...ところが……ところがこの、身寄りもない貧弱な書生ッぽの被告に、突然救いの神が、それも素晴らしい別嬪(べっぴん)の救いの神が出て来たんですよ……あれは、第二回の公判でした……証拠調べの始まる前に、弁護士から突然証人の申請が出たんです...
大阪圭吉 「あやつり裁判」
...何の望みもない村松金之助に取っては兎にも角にも救いの神でした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...全く救いの神のようなものだったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たった一人の救いの神でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...救いの神の若い武士を見上げました...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...すえ子はたしかに救いの神だったに違いありません...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...私はそのひとを救いの神のように思い...
林芙美子 「新版 放浪記」
...有難や有難や! あんたはわしの救いの神様じゃ!……」それ以上プリューシキンはつづけて言うことが出来なかった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...救いの神でもあった...
本庄陸男 「石狩川」
...サッカレはもう一歩進取的で印度の役人にしてちゃんと救いの神の役を演じさせる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「わたしはこの水を救いの神ユピテルにそそぐ」といった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「これが救いの神になったというのは...
山本周五郎 「はたし状」
...救いの神だ」と七十郎が云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...百十ヵ村の救いの神様だと云ったりして...
吉川英治 「鬼」
...救いの神だのに」「世直しの仁左衛門っ――」軍鶏籠(とうまるかご)が...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...村民はあなたを救いの神とあがめ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この樹こそ自分の声が天に通じて手を伸ばしてくれた救いの神と思ったのか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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