...その実救い難い精神病者なのだ...
江戸川乱歩 「鬼」
...どうかして今日の困難を救いたい...
大隈重信 「政治趣味の涵養」
...心の中で焦(あせ)っていたものは死んだ夫に代って自分を救い...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...差し伸べられた救いの機会をつかむ代わりに...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...一人の女性を救い出す積りでやった仕事で...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...会員を会に親しましめると共に一部の者を過重なる煩労から救い兼ねてその活動を能率的ならしめることができると思う...
野呂栄太郎 「三田社会科学研究会報告」
...特に救いがたく不遇である...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...救いがたいほど手ぶらで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...悪党のフェンウィックから救いたがっている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...困憊(こんぱい)の前に立てば救いの手をのばして貰(もら)えるものであった...
本庄陸男 「石狩川」
...速かに救い出すために殺したのである4)(訳註)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この絶望の調子に完全に救いはない)……けどよ...
三好十郎 「胎内」
...苦しみのさ中にもう救いがあるのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...彼がつなを救い出したことを怒っているのだという...
山本周五郎 「風流太平記」
...おれは畑姉弟を救い出すんだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...城中五千のいじらしき者をお救い給われと...
吉川英治 「新書太閤記」
...「無事に先生を救い出して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...絶対の境界に救い入られる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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