...常に救いの手をさしのべんとする...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...愛ありてこそ人を救い得るのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...一刻(いっこく)も早く救いだしてください...
海野十三 「超人間X号」
...ちょうど通りかかった職人風の人に救い上げられ...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...一方に浪に打上げられた人を救い...
中里介山 「大菩薩峠」
...私を土蔵の中から救い出してくれれば...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お静を救い出す外はない――お前はまず何処へ見当をつけたものだと思う」平次はさすがに突き詰めておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...男の処へ何十通かの手紙を出して救いを求めた...
長谷川伸 「幽霊を見る人を見る」
...救いのない気持で人はそわそわ歩いている...
原民喜 「夏の花」
...妾らここに見るあり曩日(さき)に女子工芸学校を創立して妙齢の女子を貧窶(ひんる)の中(うち)に救い...
福田英子 「妾の半生涯」
...五里霧中に迷っているような心境をだけでも救いたいと夫人を思い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あらゆる個性への執着や知識への煩悩(ぼんのう)から救い起してくれたのであると...
柳宗悦 「工藝の道」
...罪深い者の救いにこそ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...救いを求めて来た三人のうち...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...もし必要ならお救い小屋へ入れる手配をしてやってよい...
山本周五郎 「柳橋物語」
...救いを呼んでいた...
吉川英治 「三国志」
...一尺ほど映した太陽のように――救いの光がくわっと胸へ甦(よみがえ)って来た...
吉川英治 「茶漬三略」
...こっちへ救いに駈けつけて来ようとはしなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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