...船はもう一個の敏活な生き物だ...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...無論頭腦の敏活な人...
石川啄木 「雲は天才である」
...理解の進むに従い適切に敏活なる協同に要する統制機関を設置すべきである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...学生時代の敏活な血液と筋肉とはもうなかった...
豊島与志雄 「オランウータン」
...敏活な変わりやすい顔つき...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ひどく敏活な眼付...
豊島与志雄 「操守」
...その敏活な眼の動きと...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...芸術で敏活な人が生活では頓馬であることもあり得る...
中原中也 「芸術論覚え書」
...ド……ド……ド……青いペンキ塗りの通用門が群れた肩に押されると敏活なカメレオン達は職工達の血と油で色どられた清算簿をかゝえて雪夜の狐のようにヒョイヒョイランチへ飛び乗って行ってしまう...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...敏活な行動を開始した...
火野葦平 「花と龍」
...儲ける人って何と頭が敏活なのでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そして非常な敏活な...
室生犀星 「幼年時代」
...火山行動の最も敏活な...
柳田國男 「地名の研究」
...その仕事の如何に敏活なものがありますかは...
夢野久作 「暗黒公使」
...反射交感作用の敏活な事というものは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...教養ある敏活な一婦人と成りたい事です...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...あのウワ背丈(ぜい)がある敏活な曲者(くせもの)とは...
吉川英治 「江戸三国志」
...彼の敏活な行動が始まった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
便利!手書き漢字入力検索