...より敏捷な岩と氷の巨匠が...
石川欣一 「山を思う」
...……本庁ではいま暁団を追いまわしているんだが、敏捷な奴で、団長の江戸昌をはじめ団員どもがすっかり何処かへ行ってしまった...
海野十三 「獏鸚」
...そして昼間のおつかなびつくりな挙動とは打つて変つた敏捷な足どりで...
薄田泣菫 「独楽園」
...中には自分の希望通りに敏捷な者もいるし...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...――相手は五人の倔強で敏捷な水夫たちだから...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...随分敏捷な女どもには違いないが...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...その身体(からだ)のこなしの敏捷なことは驚くべしであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...その瞬間の米友の挙動は驚くべき敏捷なものでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...すぐ眼の前を敏捷な姿で後から後からと続いて通り過ぎて行く...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...やはり沢山食うだけの事はある」「敏捷な事があるものか」「いや...
夏目漱石 「野分」
...あの長い尻尾と山羊髯をもつたくだんの敏捷な洒落者が...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...アノ敏捷な雀とサラリとした瀟洒な姿の竹とは好い取り合せでしょう...
牧野富太郎 「植物記」
...彼らの敏捷なることかくの如く...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこには何一つ敏捷なものがない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...水夫の敏捷な驅け足で...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...猿(ましら)のように敏捷な蜀兵に追われ...
吉川英治 「三国志」
...なお敏捷な諜者(ちょうじゃ)を放って...
吉川英治 「三国志」
...敏捷なひとみを持って...
吉川英治 「私本太平記」
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