...公は罪(つみ)を宥(ゆる)し位に敍(じよ)せらる...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...百錬千磨したる抑揚をその宣敍調(レチタチイヲオ)の上にあらはしつ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...189 ホメーロス以前敍事詩の存せる一證...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼女はこの作品のほかに、多くの敍事詩、抒情詩、宗教詩を書いている...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...思ふにあの美しい「敍情詩人」といふ名稱は私の墓石の銘を飾るためには最も適はしい文字でせう...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...すべての日本の敍景歌の中にはさういふ初期のレクヰエム的要素がほのかに痕を止めてゐるのである...
堀辰雄 「伊勢物語など」
...)このささやかな敍事詩がライプチヒのインゼル書肆から上梓されたのは...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...夫人の囘想記には興深く敍せられてゐる...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...まだ若い詩人が母とただ二人きりで靜かに暮らすことになつた新居の模樣が愉しげに敍せられてある...
シャルル・ゲラン Charles Guerin 堀辰雄訳 「ジャム、君の家は」
...ことにその日記中のブルタアニュの荒涼たる自然を敍したあたりはモオリスが風景詩人として一流であつたことを示してゐる...
堀辰雄 「モオリス・ド・ゲランと姉ユウジェニイ」
...さて右の敍述から我々は次のやうにいふことができる...
三木清 「認識論」
...「出來事の敍述」historia rerum gestarum の意味に於て...
三木清 「歴史哲學」
...それに就いての歴史敍述も成立し得ることは明かである...
三木清 「歴史哲學」
...即ちその當時にあつてはそれみづからが一の歴史敍述であり...
三木清 「歴史哲學」
...絶えず新たに生起する歴史的事件は絶えず新たな歴史敍述を促し...
三木清 「歴史哲學」
...特殊的に歴史敍述に對する關係に於て史觀を見るとき...
三木清 「歴史哲學」
...却てポリビオスは彼の歴史敍述を...
三木清 「歴史哲學」
...その依然處子たるを娶る敍事に...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
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