...頭の中で出來た敍述を筆にするのは熱が褪めたやうでつまらない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...その敍事は省筆を以て...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...私はフランス敍情詩の講義を聞きをへて...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...他の景物を配することなしに單に此等の天文の季題そのものを諷詠し敍述したものは比較的に少數で佳句は猶更少ないといふことである...
寺田寅彦 「天文と俳句」
...これは寧ろ初め舒業順の三字を敍の字で以て解釋するのみで足つてゐたのを...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...これは向の學問が源流を敍づる學であるため...
内藤湖南 「支那目録學」
...これが金文で夏殷間の革命を敍述したものであります...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...なぜならばそは一つの理智的な「概念」を敍したものである...
萩原朔太郎 「青猫」
...形式上の詩――抒情詩や敍事詩の韻文學――でなく...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...彼はかつて僕の敍情詩「郷土望景詩」に感激し...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の追憶」
...敍情詩は私のためには「感情の告白」であつて「思想の宣傳」ではない...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...――Nygren: Eros und Agape. 2 Bnde. は類型論的論究とキリスト教における發展の歴史的敍述とを兼ね備へたものとして...
波多野精一 「時と永遠」
...及びその後に現はれた Nygren 第二卷の卓れたる敍述及び解釋...
波多野精一 「時と永遠」
...ミトは「事物の敍述でなく...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...「出來事の敍述」historia rerum gestarum の意味に於て...
三木清 「歴史哲學」
...「敍述は敍述の前に意識されたものから抽象する...
三木清 「歴史哲學」
...どのやうな歴史も年代の前後關係に從つて敍述される...
三木清 「歴史哲學」
...歴史敍述も生の中から生れる...
三木清 「歴史哲學」
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