...二二 敍述による枕詞...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...他の景物を配することなしに單に此等の天文の季題そのものを諷詠し敍述したものは比較的に少數で佳句は猶更少ないといふことである...
寺田寅彦 「天文と俳句」
...381 二神女の武裝の敍述は V 719―752 にもあり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...『知識学の新敍述の試み』(Versuch einer neuen Darstellung der Wissenschaftslehre)も同年に出た...
戸坂潤 「辞典」
...それをくり返して見たに相違ない!……』十七 永遠の夫私たちが前に敍べた出來ごとがあってから...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...最初の敍文ぐらゐの僅かばかりで...
内藤湖南 「支那目録學」
...平面で敍述された意見(オピニオン)が漸く立方體に變化して奧行きのある樣な心持ちがするのである...
夏目漱石 「「額の男」を讀む」
...思ふにあの美しい「敍情詩人」といふ名稱は私の墓石の銘を飾るためには最も適はしい文字でせう...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...歌や俳句や敍情詩(當時はそれを長詩と呼んだ)が...
萩原朔太郎 「追憶」
...ことにその日記中のブルタアニュの荒涼たる自然を敍したあたりはモオリスが風景詩人として一流であつたことを示してゐる...
堀辰雄 「モオリス・ド・ゲランと姉ユウジェニイ」
...然るにロゴスとしての歴史即ち歴史敍述の立場から云ふならば...
三木清 「歴史哲學」
...また史料は歴史敍述の端初でこそあれ...
三木清 「歴史哲學」
...從つてこのものに結び付くところの歴史敍述の立場に於ては...
三木清 「歴史哲學」
...それは先づ第一に歴史敍述の實際上の可能性の問題に關係するかの如く見える...
三木清 「歴史哲學」
...半ば歴史風な敍事詩などの場合の如く...
三木清 「歴史哲學」
...伯爵に敍すると云ふのを拒んだといふ話などよりも...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...淡々とした敍事の中に...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...此傳、議論敍事錯綜、變化縱横、亦太史公自ら其感憤の意を發するあり、甚だ解し易からず、意、言外に在り、讀者反覆玩味すべし...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
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