例文・使い方一覧でみる「故智」の意味

...……斎藤の故智（こち）にならって... ……斎藤の故智にならっての読み方
江戸川乱歩「断崖」

...今度の革命運動にもやはりその故智を学んだ... 今度の革命運動にもやはりその故智を学んだの読み方
大隈重信「三たび東方の平和を論ず」

...秀吉の高松城の故智にならひしものにて... 秀吉の高松城の故智にならひしものにての読み方
大町桂月「石田堤」

...祇園（ぎおん）で遊んでいた大石クラノスケの故智にならって... 祇園で遊んでいた大石クラノスケの故智にならっての読み方
高見順「いやな感じ」

...The Yellow Book の故智にならひ... The Yellow Book の故智にならひの読み方
太宰治「ダス・ゲマイネ」

...治承（ちしょう）の昔文覚上人（もんがくしょうにん）が何処の馬の骨だか分らないされこうべを「義朝（よしとも）の髑髏（どくろ）」と称して右兵衛佐頼朝（うひょうえのすけよりとも）に示した故智に倣（なら）い... 治承の昔文覚上人が何処の馬の骨だか分らないされこうべを「義朝の髑髏」と称して右兵衛佐頼朝に示した故智に倣いの読み方
谷崎潤一郎「武州公秘話」

...漫にワルポールの故智を學ばむとするは... 漫にワルポールの故智を學ばむとするはの読み方
鳥谷部春汀「明治人物月旦（抄）」

...将た彼等は政友会の故智を学び... 将た彼等は政友会の故智を学びの読み方
鳥谷部春汀「明治人物月旦（抄）」

...蜂須賀塾にいた時分とやらの故智を学んで... 蜂須賀塾にいた時分とやらの故智を学んでの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...あわよくば太閤の故智を襲わんとしているのに... あわよくば太閤の故智を襲わんとしているのにの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...米国の戦略は一八五八年の太沽（たいこ）砲台攻撃の故智にならったのだといわれているが... 米国の戦略は一八五八年の太沽砲台攻撃の故智にならったのだといわれているがの読み方
服部之総「撥陵遠征隊」

...そこで余は隋帝の故智（こち）に倣い... そこで余は隋帝の故智に倣いの読み方
南方熊楠「十二支考」

...多分は後者が地黄煎の故智を学んだものであろう... 多分は後者が地黄煎の故智を学んだものであろうの読み方
柳田國男「食料名彙」

...この一流の黒衣（くろご）も忍者の故智を盗んだものにちがいなく... この一流の黒衣も忍者の故智を盗んだものにちがいなくの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...故智（こち）を習（まな）んだものではない... 故智を習んだものではないの読み方
吉川英治「私本太平記」

...信長どのの故智（こち）を倣（なら）うではないが... 信長どのの故智を倣うではないがの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...高野（こうや）の尻押しの故智（こち）に習って... 高野の尻押しの故智に習っての読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...鵯越（ひよどりご）えの故智に倣（なら）って... 鵯越えの故智に倣っての読み方
吉川英治「宮本武蔵」