...男は政所(まんどころ)と覚(おぼ)しいあたりに...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...秀吉は天正十八年小田原攻めの時にも書を北政所(きたのまんどころ)に送って...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...北の政所(まんどころ)より仰せられ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...お后(きさき)様には政所(まんどころ)...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...殿ヶ谷戸・政所(まんどころ)ヶ谷戸も皆ヤトの名と考えたのかも知れぬが...
柳田國男 「地名の研究」
...古くはこれを政所(まどころ)といった...
柳田國男 「地名の研究」
...土佐などでは近い頃までこの政所を御土居と呼んでいた...
柳田國男 「地名の研究」
...幕政下の“政所(まんどころ)”“侍所”とならんでの鎌倉三大官衙(かんが)の一庁である...
吉川英治 「私本太平記」
...その座に、高時はみえないが、すでに政所には、評定所衆とよばれる枢機(すうき)の重臣たちがそろっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...政所の一臣として...
吉川英治 「私本太平記」
...とにかく、政所主脳は、ここ常にあたまが痛い...
吉川英治 「私本太平記」
...まった武者所と政所(まんどころ)もある...
吉川英治 「私本太平記」
...政所(まんどころ)の灯もあかつきを知らなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...――武者所や政所(まんどころ)では...
吉川英治 「私本太平記」
...黒沼彦四郎伴清がまず政所ノ状をとりだして読みきかせ...
吉川英治 「私本太平記」
...地方政所(まんどころ)ノ執事...
吉川英治 「私本太平記」
...北の政所(まんどころ)もあるかなしかのように...
吉川英治 「日本名婦伝」
...北の政所は、「ひとりで慰むのも、花に勿体ない心地がする」と、茶会を思い立って、利休(りきゅう)の娘で、鵙屋(もずや)の妻となっていたお吟(ぎん)を召しよせて、趣好を相談した...
吉川英治 「日本名婦伝」
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