...政所の前の南側に馳せ向ひ...
太宰治 「右大臣実朝」
...と幽かにお笑ひになつておつしやつて居られた事もございますし、また、政所、侍所ナドト等シク、都所トイフモノヲ設ケタラドウカ...
太宰治 「右大臣実朝」
...太閤より北政所へ宛てた二年五月二十二月の書信の一節に...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...お后(きさき)様には政所(まんどころ)...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...とんだ政所(まんどころ)なんで御座います...
久生十蘭 「魔都」
...それもわびしい微行(しのび)の旅にすぎぬこと」「鎌倉政所をお憚(はばか)りよの...
吉川英治 「私本太平記」
...「あしかが政所(まんどころ)」とも...
吉川英治 「私本太平記」
...新田方より政所への早馬によれば...
吉川英治 「私本太平記」
...余人より政所へさし出されておる...
吉川英治 「私本太平記」
...またもとより、この道誉とて、足利にたいし、日ごろ気の毒とこそ存ずれ、何ら意趣あるものではなし、かく一応の御審議も相すみたる上は、政所へも、疑惑一掃の由、御披露ありたく存じまする」列座の顔は、みなうなずいた...
吉川英治 「私本太平記」
...政所の一臣として...
吉川英治 「私本太平記」
...という政所令(まんどころれい)と思われる...
吉川英治 「私本太平記」
...いよいよ政所(まんどころ)告示にもなり...
吉川英治 「私本太平記」
...政所(まんどころ)の灯もあかつきを知らなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...政所(まんどころ)もある...
吉川英治 「私本太平記」
...妻の寧子(ねね)を政所(まんどころ)として...
吉川英治 「新書太閤記」
...北(きた)の政所(まんどころ)と称されていた...
吉川英治 「日本名婦伝」
...その皆の眼は折ふし来合せた北(きた)の政所(まんどころ)の面(おもて)をお気の毒で見るにたえないというように外(そ)らしあっていたが、北の政所は、花桶に眼をとめると、「おお、たくさんにある……」と、微笑んだだけだったので、その和(なご)やかな面(おもて)をながめた人々は、「今日の花の、どの花よりもお美しい」と、ひそかに思った...
吉川英治 「日本名婦伝」
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