...政所の前の南側に馳せ向ひ...
太宰治 「右大臣実朝」
...北の政所(まんどころ)とか...
中里介山 「大菩薩峠」
...やがて渋いところで政所(まんどころ)のお茶を一服いただき...
中里介山 「大菩薩峠」
...十九月輪殿北政所(つきのわどののきたのまんどころ)も同じように法然を信じて念仏往生のことを尋ねられたが...
中里介山 「法然行伝」
...とんだ政所(まんどころ)なんで御座います...
久生十蘭 「魔都」
...斉明天皇五年の処に「後方羊蹄(シリヘシ)ヲ以テ政所ト為ス可シ」(漢文)と記してあるのが初めてであって...
牧野富太郎 「植物記」
...鎌倉政所(まんどころ)へ直々の訴えに出ていたのだが...
吉川英治 「私本太平記」
...幕政下の“政所(まんどころ)”“侍所”とならんでの鎌倉三大官衙(かんが)の一庁である...
吉川英治 「私本太平記」
...余人より政所へさし出されておる...
吉川英治 「私本太平記」
...政所へ密訴せしは...
吉川英治 「私本太平記」
...政所(まんどころ)にて...
吉川英治 「私本太平記」
...政所や、評定所衆という機関のあるのを忘れていない...
吉川英治 「私本太平記」
...「脇屋殿!政所(まんどころ)の徴税の令は...
吉川英治 「私本太平記」
...そして朝食もとらずにすぐ政所(まんどころ)へ出てゆくと...
吉川英治 「私本太平記」
...やれ政所(まんどころ)の...
吉川英治 「私本太平記」
...北の政所(まんどころ)もあるかなしかのように...
吉川英治 「日本名婦伝」
...その皆の眼は折ふし来合せた北(きた)の政所(まんどころ)の面(おもて)をお気の毒で見るにたえないというように外(そ)らしあっていたが、北の政所は、花桶に眼をとめると、「おお、たくさんにある……」と、微笑んだだけだったので、その和(なご)やかな面(おもて)をながめた人々は、「今日の花の、どの花よりもお美しい」と、ひそかに思った...
吉川英治 「日本名婦伝」
...秀吉の夫人北の政所(まんどころ)を通じて...
和辻哲郎 「鎖国」
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