...家出した彼女を助けるために、放蕩息子は家宝を売却した...
...放蕩息子がつぎつぎと借金を作るので、親戚一同は彼に厳しく語った...
...失敗続きの人生から立ち直れず、彼は放蕩息子のままで終わってしまった...
...放蕩息子はいつかは落ち着くと信じたい...
...世間には放蕩息子をもって使い果されてしまう者もある...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そんぢよ其辺(そこら)の放蕩息子(どうらくむすこ)がそれとなく言ひ寄るが...
薄田泣菫 「茶話」
...いつそ放蕩息子となつて...
薄田泣菫 「茶話」
...一変して放蕩息子と化した練吉に仰天した正文は...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...やうやく放蕩息子の境から脱して...
田山録弥 「エンジンの響」
...こんな放蕩息子がゐたら早速放逐になるところですよといふのである...
土田杏村 「私の書斎」
...つまり彼は親が放蕩息子を嘆き...
戸坂潤 「友情に関係あるエッセイ」
...放蕩息子(ほうとうむすこ)をとがめ立てる父親がこのとおりの人間なんです! 皆さん...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...悔悟してもどって来た放蕩息子(ほうとうむすこ)にたいして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それらの善良なる男女はわれわれを放蕩息子(ほうとうむすこ)と呼び...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...親に甘やかされた放蕩息子(ほうとうむすこ)の上りですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...例の放蕩息子を迎えた父のように...
西田幾多郎 「愚禿親鸞」
...幼少のときにある放蕩息子(ほうとうむすこ)が身をあやまって...
新渡戸稲造 「自警録」
...あんな放蕩息子でせう...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...リルケも「放蕩息子の歸宅」かなんかを譯してゐるといふことを始めてその男から教はつた...
堀辰雄 「「スタヴロギンの告白」の譯者に」
...アンドレ・ジィドの「放蕩息子の歸宅」(Die Rckkehr des Verlorenen Sohnes)を譯す...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...更にまた一夜に百金を散じた昔の榮華を思出して飢(うゑ)と疾(やまひ)とに顫(をのゝ)きながら斃れた放蕩息子(のらむすこ)の果(はて)もあツたらうし...
三島霜川 「解剖室」
...わたしの事を放蕩息子だの...
吉川英治 「三国志」
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