...彼は放恣な生活を送っているようだ...
...彼女の放恣な行動に友人たちは困惑していた...
...放恣な発言で周囲を傷つけるのはやめてほしい...
...放恣な飲み過ぎは体に悪いですよ...
...放恣な行為は社会的にも許されません...
...創造と云ふのは對象の壓迫と主觀の放恣(換言すれば客觀的有機性の蔑視)ではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...その代りに彼は東羅馬(ローマ)の滅亡の内的要因となっておった放恣(ほうし)と婬逸(いんいつ)を受け取った...
大隈重信 「文明史の教訓」
...われわれが放恣(ほうし)であるときにはわれわれをだらしなくし不潔にならしめる生殖精力も...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...反発心によって彼をより放恣(ほうし)な生活に投げ入れたのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...我が放恣の生涯も四十歳に及びて全く行詰りしが如し...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...この放恣浩蕩(ほうしこうとう)なる自己陶酔から...
中里介山 「大菩薩峠」
...――放恣で大胆な若者は黒馬(あを)に跨がり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...典型的な放恣(ほうし)な異常な...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...門を出(い)でては昔の放恣(ほうし)なる生活に立ち帰った...
森鴎外 「渋江抽斎」
...暴虐悖戻放恣驕傲...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...是を放恣(ほうし)自由な交際の公認せられたる機会であったかのごとく...
柳田国男 「木綿以前の事」
...笑いの一番に下品なものは放恣(ほうし)...
柳田国男 「木綿以前の事」
...丸々カワセミの放恣(ほうし)を黙認することも...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...極めて放恣(ほうし)な恰好でお饒舌(しゃべ)りをし...
山本周五郎 「似而非物語」
...それにはかなり大胆な放恣(ほうし)な姿勢をとらなければならないし...
山本周五郎 「思い違い物語」
...放恣(ほうし)な快楽とか安易な自由とか...
吉川英治 「新書太閤記」
...いつもながら放恣(ほうし)な三位卿...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...放恣(ほうし)と奔放もまた...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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