...彼は放恣な生活を送っているようだ...
...彼女の放恣な行動に友人たちは困惑していた...
...放恣な発言で周囲を傷つけるのはやめてほしい...
...放恣な飲み過ぎは体に悪いですよ...
...放恣な行為は社会的にも許されません...
...より放恣なる王安石也...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...……自己克服、いひかへれば過去一年間の、あまりに安易な、放恣な、無慚な身心を立て直さなければなりません、……アルコールでさへ制御し得なかつた私ではなかつたか...
種田山頭火 「其中日記」
...その感情上においては主我的の放恣(ほうし)なる運動を制する種々の体面法・習慣法の支配を被らしめざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...決してそれ程個人的な主観的な放恣に委ねられてはならない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...そこに立場相互間の放恣な無政府状態が出現しなければならぬ理由もあったのだ...
戸坂潤 「科学論」
...反発心によって彼をより放恣(ほうし)な生活に投げ入れたのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...天才の概念が放恣と狂気の概念に...
中井正一 「現代美学の危機と映画理論」
...「放恣」と「孤立」と「非真実」に陥るにいたる理論のよってもって立つのは...
中井正一 「美学入門」
...自分に許された小天地のうちでは飽(あ)くまで放恣(ほうし)なくせに...
夏目漱石 「明暗」
...――放恣で大胆な若者は黒馬(あを)に跨がり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...青年の客気にはやった放恣な生活...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...お玉の想像もこんな時には随分放恣(ほうし)になって来ることがある...
森鴎外 「雁」
...少時(しょうじ)放恣(ほうし)佚楽(いつらく)のために...
森鴎外 「渋江抽斎」
...是を放恣(ほうし)自由な交際の公認せられたる機会であったかのごとく...
柳田国男 「木綿以前の事」
...極めて放恣(はうし)なる...
山路愛山 「明治文学史」
...それにはかなり大胆な放恣(ほうし)な姿勢をとらなければならないし...
山本周五郎 「思い違い物語」
...いよいよ放恣(ほうし)に流れた御方は...
吉川英治 「剣難女難」
...一として放恣(ほうし)ならざるはない...
吉川英治 「三国志」
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