...彼は放恣な生活を送っているようだ...
...彼女の放恣な行動に友人たちは困惑していた...
...放恣な発言で周囲を傷つけるのはやめてほしい...
...放恣な飲み過ぎは体に悪いですよ...
...放恣な行為は社会的にも許されません...
...創造と云ふのは對象の壓迫と主觀の放恣(換言すれば客觀的有機性の蔑視)ではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...やはり前述のごとき個性の放恣(ほうし)なる狂奔を制御するために個性を超越した外界から投げかける縛繩(ばくじょう)のようなものであるかと思われる...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...裏十二の中に月と花が一つずつあってこの一楽章に複雑な美しさを与える一方ではまたあまりに放恣(ほうし)な運動をしないような規律を制定している...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...そこに立場相互間の放恣な無政府状態が出現しなければならぬ理由もあったのだ...
戸坂潤 「科学論」
...放恣(ほうし)な行動...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...反発心によって彼をより放恣(ほうし)な生活に投げ入れたのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...結婚は堂々としていてしかも放恣(ほうし)でなくちゃいかん...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「天才」の概念も、何ものにも犯されない、束縛されない、ついには自然にも束縛されない天才の考えかたは、危くすれば、放恣となり、狂人と、あい隣りするのである...
中井正一 「美学入門」
...一は清信がいまだ豪健放恣(ほうし)なる一家の画風を立(たつ)るに到(いた)らず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...我が放恣の生涯も四十歳に及びて全く行詰りしが如し...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...その放恣(ほうし)な性情を矯(た)める教学が...
中島敦 「弟子」
...辛抱強い研究と十分立証された証拠に代えるに放恣な空想と無根拠な主張をもってすれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...お玉の想像もこんな時には随分放恣(ほうし)になって来ることがある...
森鴎外 「雁」
...是を放恣(ほうし)自由な交際の公認せられたる機会であったかのごとく...
柳田国男 「木綿以前の事」
...極めて放恣(はうし)なる...
山路愛山 「明治文学史」
...いつもながら放恣(ほうし)な三位卿...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その放恣な矢を石牢の中へまで放ったのは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...放恣(ほうし)と奔放もまた...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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