...彼は放恣な生活を送っているようだ...
...彼女の放恣な行動に友人たちは困惑していた...
...放恣な発言で周囲を傷つけるのはやめてほしい...
...放恣な飲み過ぎは体に悪いですよ...
...放恣な行為は社会的にも許されません...
...花田の放恣(ほうし)な行為を憎むことから今まで彼を遠ざけていたのではないのか?林がだんだん薄くなり...
梅崎春生 「日の果て」
...われわれが放恣(ほうし)であるときにはわれわれをだらしなくし不潔にならしめる生殖精力も...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...自分の放恣(ほうし)な生き方が邪魔されるのが厭で...
田中英光 「さようなら」
...)三以上は、神代の物語や上代の歴史やに関する固陋な、または放恣な、主張についていったのであるが、これと同じような主張は、例えば大化改新とか南北朝の争とか下っては明治維新とかいう後代の歴史上の問題に関しても、また行われていたが、今はそれらにはふれないことにする...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...かの固陋な放恣な主張の宣伝せられたのと...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...そこに立場相互間の放恣な無政府状態が出現しなければならぬ理由もあったのだ...
戸坂潤 「科学論」
...結婚は堂々としていてしかも放恣(ほうし)でなくちゃいかん...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「天才」の概念も、何ものにも犯されない、束縛されない、ついには自然にも束縛されない天才の考えかたは、危くすれば、放恣となり、狂人と、あい隣りするのである...
中井正一 「美学入門」
...「放恣」と「孤立」と「非真実」に陥るにいたる理論のよってもって立つのは...
中井正一 「美学入門」
...この種のいわゆる支那の奇書くらい放恣(ほうし)な幻想がその翼をかって...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...自分に許された小天地のうちでは飽(あ)くまで放恣(ほうし)なくせに...
夏目漱石 「明暗」
...笑いの一番に下品なものは放恣(ほうし)...
柳田国男 「木綿以前の事」
...極めて放恣(はうし)なる...
山路愛山 「明治文学史」
...一として放恣(ほうし)ならざるはない...
吉川英治 「三国志」
...放恣(ほうし)な快楽とか安易な自由とか...
吉川英治 「新書太閤記」
...いつもながら放恣(ほうし)な三位卿...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...この作者がいたずらに放恣(ほうし)な空想に身を委(まか)せず...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...放恣(ほうし)と奔放もまた...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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