...おのおの名を名のつて矢を放とう」と仰せられました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...お互(たが)いに名乗り合ったうえで矢を放とう」とお言い送りになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...第三弾を放とうとして身構えていたその男は...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...その間あの眩暈のするほど困難な経験から自己を解き放とうとしても一歩として進めなかった...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「感覚の殻」
...精霊はそれを振り放とうとした...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...そして友人ソウムズを悩みから解き放とう...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...赤や緋の魚を放とうというのであります...
豊島与志雄 「碑文」
...白沢の駅で大銃(おおづつ)を放とうと企てたのが...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...もう少し近寄ってみようではないか」勘八の切って放とうとしたのは第三発目の鉄砲です...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつでも抜き放とう気勢――そして...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その家に火を放とうともしないのが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...たとえ徳がどんな豪語を放とうと...
吉川英治 「三国志」
...どう悪声を放とうと...
吉川英治 「平の将門」
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