...いまは詮方なしと三軍が力を合せて御ところに攻め入る事になつたとか...
太宰治 「右大臣実朝」
...王朝の或る時代に山崎に関所が設けられていたことも西から京へ攻め入るのにこのあたりが要害の地であったこともこういう山河の形勢を見るとおのずから合点(がてん)されるのである...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...事あるときは一挙して朝鮮または北京(ペキン)に攻め入ることを得るの便利あれば...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...逆に漢に攻め入る程の抵抗力を現はした爲に...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...乃蛮(ナイマン)国へ攻め入るのだ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...)中学の裏手にあたる雨天体操場の吉良邸へまつしぐらに攻め入るところであつた...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...敵がカプアの城に攻め入るのを見なければならなかった(城はその翌日奪われた)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...奴国に攻め入る者は...
横光利一 「日輪」
...大和へ攻め入る事前に...
吉川英治 「剣の四君子」
...荊州へ攻め入る計画で河南の西平(せいへい)(京広線西平)まで来たところだったが...
吉川英治 「三国志」
...曹軍の攻め入る様子もないと見極めると...
吉川英治 「三国志」
...もって長久を計るに足りましょう」「それへ攻め入るには」「湘江(しょうこう)の西...
吉川英治 「三国志」
...この重地に攻め入るなどは...
吉川英治 「三国志」
...曹仁の軍勢をもって荊州へ攻め入ることを条件とするならば...
吉川英治 「三国志」
...はやくも関羽軍が攻め入るものとおびえ...
吉川英治 「三国志」
...――呉の孫権が長江をのぼって峡口(きょうこう)から両川へ攻め入るもの...
吉川英治 「三国志」
...攻め入るに有利な一拠地(きょち)...
吉川英治 「新書太閤記」
...その旧主の領へ攻め入る口実とするばかりか...
吉川英治 「平の将門」
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