...徒(いたづ)らに材料を他に示すことを惜んで竟(つひ)にその材料を烏有(ういう)に帰せしめた学者の罪は鼓(つづみ)を鳴らして攻むべきである...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...若やぐ生命(いのち)の森の精の聖(きよ)きを攻むやと...
石川啄木 「詩」
...その地勢が守るに易(やす)く攻むるに難(かた)く...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
... 790見よ今敵は其都城離れて船を前に攻む』789 即ちスカイアイ城門...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...激しくも若き戰士は君を攻む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...敵を防ぐの刀剣は一転して敵を攻むるの刀剣たるがごとく...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...守るに易(やす)く攻むるに難い...
中里介山 「大菩薩峠」
...これを北に攻むれば虚に乗じて劉邦が直ちに頭を擡げやうとする……朕は苦しまぎれに暴政を用ひ...
牧野信一 「悲しき項羽」
...外国より蛇群来り攻むれど諸蛇脊にかの女王を負う間は敵常に負け却(しりぞ)く...
南方熊楠 「十二支考」
...羅(ロ)の名将レグルス兵隊をして大弩(おおゆみ)等諸機を発して包囲する事塁砦(るいさい)を攻むるごとくせしめ...
南方熊楠 「十二支考」
...この上頼まれもせぬ斉国を攻むるは...
南方熊楠 「十二支考」
...多年兵を動かして人臣辛苦息(や)まざるにこの上北海を攻むるようではとても続かぬ故王を除くべしと同意し...
南方熊楠 「十二支考」
...対抗はすでに果てて仮設敵を攻むべき日とはなりぬ...
森鴎外 「文づかい」
...きのふまでの我ならぬ我を攻むるに似たり...
森鴎外 「舞姫」
...きのふまでの我ならぬ我を攻むるに似たり...
森鴎外 「舞姫」
...軍議というも、守るも死、攻むるも死、ただ、その死に方の評定(ひょうじょう)である...
吉川英治 「神州天馬侠」
...攻むること疾風(しっぷう)のようだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...韮崎(にらさき)を攻むるのも一策ですが...
吉川英治 「新書太閤記」
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