...我等を改造するに足るほど...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...彼等の主觀状態を改造することは云ふ迄もないことである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...その不自然な社会制度を改造する迄は...
伊藤野枝 「青山菊栄様へ」
...日本の文化を根本的に革新するには先ず人種を改造するが先決問題であるというが博士の論旨で...
内田魯庵 「四十年前」
...たとえば省線切符位の厚紙に改造することによって円満に目的を達し得られることに気がつき...
海野十三 「発明小僧」
...さしずめ白銅(ニクル)一個入れなければ腰かけられないように全部の椅子を改造することだろうし...
谷譲次 「踊る地平線」
...この意識を意識一般にまで改造する...
戸坂潤 「辞典」
...今ジャン・ヴァルジャンがはいり込んだその石造の古い下水道を改造するために...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...物の関係を改造する人で俗にこれを軍人とか...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...よりよく情を働かし得るために改造するのである...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...教育によって日本人の頭を改造することから始めようというのが...
服部之総 「福沢諭吉」
...いずれ改造する見込みなり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...其精神元気を改造するの用を為(な)し能ふ者に非ざるは歴史上の断案なり(二)更に学校教化の作用を借りて人心改造の途(みち)となさんとする者あり...
山路愛山 「英雄論」
...家を改造するにあたり...
横光利一 「旅愁」
...それを改造する意志とを多分に持っておられるように見え...
与謝野晶子 「教育の民主主義化を要求す」
...自己の動(やや)もすれば一本調子に固定しようとする生活を改造する資料として...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...日本人の生活を積極的に改造する大正維新の転機が到来したことの吉兆(きっちょう)である気がしてならぬ...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...新しゅう改造する制であったが...
吉川英治 「新書太閤記」
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