...本然(ほんねん)と名を改めて暫(しば)らくは淡島様のお守をしていた...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...改めて暗黒そのもののような四囲(あたり)を眺めまわした...
海野十三 「地球盗難」
...私は、改めて、惑わざるを得なかった...
海野十三 「地球要塞」
...改めて帆村の顔をぐっと睨みかえした...
海野十三 「什器破壊業事件」
...四時頃出立(鏡子君の温情に改めて感謝する)...
種田山頭火 「道中記」
...仮名交り文に改めてみてもこうである...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが今改めて同じい種族の仲間から不満を聞かされては...
中村地平 「霧の蕃社」
...それを今改めてあなた方のお揃(そろ)いになったところで申してしまうのです...
夏目漱石 「明暗」
...我輩の言方即ち忠告のManner(マンナア)が気に喰(く)わんと云うのか」「勿論(もちろん)Manner も気に喰(くわ)んサ」「Manner が気に喰わないのなら改めてお断り申そう...
二葉亭四迷 「浮雲」
...「やっぱり、役所で、明日改めて、お目にかかりましょう、申しあげて下さい、――甚助」と彼は返事も聞かずに外に出た...
本庄陸男 「石狩川」
...ぎくりとして階段型の陣容を改めて鳥瞰して見ると...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...改めてこのほど発見した...
正岡容 「東京万花鏡」
...しかしてその後(のち)弘法大師かの大国の文字を改めて大黒と書きたまいけるとなりと記す...
南方熊楠 「十二支考」
...本のことも改めて気になり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...改めて出直して来い...
吉川英治 「大岡越前」
...御待遇を改めていただきたい...
吉川英治 「新書太閤記」
...宇宙というものを改めて思わすように星が美しい...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...明はこれを根本的に改めて...
和辻哲郎 「孔子」
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