...今日にいたるまで改めて讀みなほしてみることはなかつた...
小穴隆一 「二つの繪」
...」とお鈴さんは口調を改めて言ひ...
太宰治 「お伽草紙」
...今日にでももう一度逗子へ出掛けて行って今度は了雲寺のあの少年の墓の前に改めてしみじみと香華(こうげ)を手向(たむ)けようと思っていた...
橘外男 「逗子物語」
...同時に他の原理に改めて従属しているが故に...
戸坂潤 「技術の哲学」
...そのようなことを改めて言われますと...
豊島与志雄 「花子の陳述」
...改めて方法を講じなければならないことをさとり...
中里介山 「大菩薩峠」
...」良寛さんは改めて男を見た...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...改めて若い平次の顏を頼母(たのも)し氣に見詰めるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...改めて名乘つて出て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...改めてその用事を聽き出すんだ」「へエ?」「それから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...漢の具律という名称を改めて...
穂積陳重 「法窓夜話」
...そなたに今宵(こよい)、白紙の一軸を贈ろうとしたのも、今度こそ、大事を思い立っていると、見極めた程に、改めて、わしの日頃の、魂そのものを、伝えようとしたまでだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...改めて美妙斎の新文体のよつて来る所以が明白になつた感がされる...
水野葉舟 「言文一致」
...長十郎は衣服を改めて母の前に出て...
森鴎外 「阿部一族」
...同時に、名も改めて、次郎右衛門忠明と名のり、神田もちの木坂に、邸(やしき)及び道場を賜わり、受禄三百石ぐらいであった...
吉川英治 「剣の四君子」
...改めて我れに立ちむかう勇気があるか」と...
吉川英治 「三国志」
...――で、寅之助が人質に隠しおいた老婆の身も、当然、お帰しする考えであるが、其許(そこもと)がすぐお連れ下さるか、それとも改めて、当方からお送り申そうか」いうと、小次郎は、「満足でござる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...明はこれを根本的に改めて...
和辻哲郎 「孔子」
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