...改めて指南番瀬沼兵衛(せぬまひょうえ)と三本勝負をしたいと云う願書(ねがいしょ)を出した...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...必ず之を改めて、疑ひの働きを盛ならしめ、総べての方面に独創的の研究の行はれる様にと大に務めねばならぬ...
丘浅次郎 「疑ひの教育」
...そこで被告! 改めて被告に訊ねるが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...改めて文学の思想性ということが注目されるようになった...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...俺は改めてゆっくり彼奴の顔を見直してやらなければ……喜代子のために...
豊島与志雄 「叔父」
...さて改めて本格の儀式に及ぼうとする時...
中里介山 「大菩薩峠」
...筑後の国山本郷という処に善導寺という寺を建てたが後には改めて光明寺と名づけ一生ここで念仏伝道した...
中里介山 「法然行伝」
...改めて見直すのであった...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...今日において、それを改めて、外国の神を拝することにしたならば、おそらく、国神は怒るでありましょう...
蜷川新 「天皇」
...その後食ひ足らなかったことを残念がって改めて食ひに行った...
原民喜 「雀」
...「アナスタジー」伯爵は改めて妻の名を呼んだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...改めて艶(なま)めかしく横坐りして焚火に手を翳しながら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「叔父の手前何と云ッて出たものだろう?」と改めて首を捻(ひね)ッて見たが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...なんと全く不思議なことだろう! しかし今の場合」と彼は声と態度とを妙に改めて再び話し始めた...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...おたのみする様だったら又改めて私が上って種々お願い仕ましょう』と云って置いた方がようございましたね...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...間もなく引っ返して来ると、「どうぞ」と、改めて、長政は自身、案内役に立って、柳生家の人々を、営内へ導いた...
吉川英治 「剣の四君子」
...それから改めてまた...
吉川英治 「新書太閤記」
...こんどは地勢を改めて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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