...貞婦の心の一念よりして彼の改むる時もやあらむ...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...改むべき暇さへ請ひがたくなりたれば...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...自ら短所を知って改むる事を怠らざるにおいては百戦して危からざるの対抗必ずしもむずかしくないと信じます...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...早く義村の奉行を改む可きの由仰出され...
太宰治 「右大臣実朝」
...3あやまちを改むるにはばかる事なかれだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...反省を新たにする、考ふべし、改むべし...
種田山頭火 「其中日記」
...さればこの中(うち)の一を改むれば忽(たちまち)全体を毀損(きそん)するに終る...
永井荷風 「江戸芸術論」
...「過(あやまち)を改むるに憚(はばか)ること勿(なか)れ...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...よって年号を大宝(たいほう)と改むということを国史略を読んだから私共は知っています...
中里介山 「大菩薩峠」
...斷然改むべき不穩當なる習慣である...
波多野精一 「時と永遠」
...この勢いに乗じて事の轍(てつ)を改むることなくば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...されど如何(いか)にしてかその己れを改むべきか...
福田英子 「妾の半生涯」
...知りて改むる人もあるべしと信ずるを以てなり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...壮年にして沖津氏の厄介人(やっかいにん)(家の子)となりて沖津新吉直義(退去の際元義と改む)と名のりまた源猫彦と号したり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...「平三郎鳥居坂本家信崇の養子となり、名を信平と改む...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...変え改むることあたわず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...後軍治と改めその後行度と改む...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...三年父の道を改むるなき...
和辻哲郎 「孔子」
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