...衣服も改まるわけでなく...
上村松園 「中支遊記」
...年の改まるを機として...
種田山頭火 「其中日記」
...編(パアト)が改まるところである...
田山花袋 「田舎教師」
...僅かに馬士歌(まごうた)の哀れを止むるのみなるも改まる御代(みよ)に余命つなぎ得し白髪の媼(おうな)が囲炉裏(いろり)のそばに水洟(みずばな)すゝりながら孫玄孫(やしゃご)への語り草なるべし...
寺田寅彦 「東上記」
...年の進み改まる毎に明治の生活は淺薄俗惡になつて行く...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...言葉が少しく改まる...
中里介山 「大菩薩峠」
...少々先生に御願があって参ったので」と改まる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...年改まるごとにいま母に対するの観念と...
新渡戸稲造 「自警録」
...智恵なら改まるに及ぶものか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その体裁(ていさい)もまた改まるべし...
福沢諭吉 「学校の説」
...慶応義塾の教育法は大いに改まるに非ずといえども...
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」
...一朝一夕に永年の習慣が改まる筈のものでもなく...
牧野信一 「月あかり」
...お母さんは改まると普通の標準的応対になっておしまいですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...六条院の暗いお気持ちが改まるものでもないのに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...よし制度が改まるとも誰か彼らに美の標的を示さないなら...
柳宗悦 「工藝の道」
...どんなによく改まることでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...改まるべき日は来(きた)る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...どうしてなかなかひとの諫めなどで素行の改まる彼の性根ではなかったらしい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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