...両人の醜行改まる模様なき時は...
有島武郎 「或る女」
...衣服も改まるわけでなく...
上村松園 「中支遊記」
...彼等の跋扈跳梁(ばっこちょうりょう)ぶりは一向改まる様子もなかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...心の持ち方が改まるであろう...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...年の進み改まる毎に明治の生活は淺薄俗惡になつて行く...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...世の改まるのは時間の問題に過ぎないとは...
中里介山 「大菩薩峠」
...少々先生に御願があって参ったので」と改まる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「大層改まるぢやないか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大層改まるじゃないか」妙に堅くなって詰め寄る八五郎を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さう改まると困ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...よし制度が改まるとも誰か彼らに美の標的を示さないなら...
柳宗悦 「工藝の道」
...もうたいていは古いものの改まる際であった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...物更に改まる昭和の御代に遇ふ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...「いいえ、あれではございませぬ」落胆(がっかり)した様子で、「何じゃ」と、改まる...
吉川英治 「江戸三国志」
...暮(くれ)に改まるほどに諸人の浮沈掌(てのひら)を返すがごとしとまで...
吉川英治 「私本太平記」
...礼などと改まるには及ばぬこと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...きいてくれるかい」「母子(おやこ)の仲に改まることはねえだにこの子は...
吉川英治 「野槌の百」
...――実はその」と、宗時が、改まると、時政の顔いろは、蔽(おお)いようもない困惑にもう曇っていた...
吉川英治 「源頼朝」
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