...并(あは)せ攷(かんが)ふ可し...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...家系と其の攷學私はこの天才は大阪が生んだ人だといふことを簡單に附け加へたいと思ひます...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...イワヂシャ 一名イワタバコ熟(つらつ)ら攷(かんがう)るに...
牧野富太郎 「植物記」
...併せてその杜若は筑前方言のヤブミョウガ(ツユクサ科のヤブミョウガでは無い)すなわちハナミョウガ(ショウガ科)であると攷定(こうてい)して発表した...
牧野富太郎 「植物記」
...芳賀博士の攷証本に見るは尤も千万だ...
南方熊楠 「十二支考」
...これを以て攷(かんが)えると秀郷が蜈蚣を射て竜を助けた話も...
南方熊楠 「十二支考」
...ただ怪しんで跡より跡より出で来て殺された例も多く読んだから攷(かんが)うると...
南方熊楠 「十二支考」
...これらをすべて攷(かんが)うると...
南方熊楠 「十二支考」
...ヒンズー教にカリ女神を女性力すなわち破壊力の表識としこの力常に眠れど瞬間だも激すればたちまち劇しく起きて万物を壊(やぶ)りおわるとするを会わせ攷(かんが)うべしと...
南方熊楠 「十二支考」
...日本人も海外に発展するに随いこの風を採るべき場合もあろうと攷う...
南方熊楠 「十二支考」
...かく攷(かんが)えるとどうも馬琴の説が当り居るようだ...
南方熊楠 「十二支考」
...『松屋(まつのや)筆記』にくぼの名てふ催馬楽(さいばら)のケフクてふ詞を説きたると攷(かんが)え合せて...
南方熊楠 「十二支考」
...邦家発達の次第を攷(かんが)うるに大必要なる古社を滅却し...
南方熊楠 「十二支考」
...芳賀博士の『攷証今昔物語』に...
南方熊楠 「十二支考」
...もしくは九州南部の別府という語などと比較して攷定(こうてい)すべきものであったろう...
柳田國男 「地名の研究」
...むしろ訓詁(くんこ)を業とする学者の攷究(こうきゅう)に任せて置いた方がよいと思う...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...これに関しては右の武内義雄氏が「漢石経論語残字攷」(『狩野教授還暦紀念支那学論叢』)という非常に優れた考証を書いておられる...
和辻哲郎 「孔子」
...おそらく博士の「漢石経論語残字攷」などを読んでいたのであった...
和辻哲郎 「孔子」
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