...此(この)以前(いぜん)も三馬(さんば)の浮世風呂(うきよぶろ)を一册(いつさつ)沒收(ぼつしう)されて四週間(ししうかん)置放(おきつぱな)しにされたため...
泉鏡花 「怪談女の輪」
...收支の帳面づらのよく合はないのがいつものことであるので...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...收支の合はざらむわざは...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...其儘下目を使つて再び其紙の束を懷中に收め...
高濱虚子 「俳諧師」
...おかはりはござりませぬのですか?』『お前の言つた通り……あまり長くなる……道綱も退屈してゐるだらう……もう歸つて來いツて書いてあるよ』窕子はそれを卷き收めつゝ笑ひながら言つた...
田山花袋 「道綱の母」
... 80たとへ今日暫くは其憤激を抑ふるも後日に之を霽すまで胸裏に宿る炎々の瞋恚の焔收まらず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ヘープァイストス神祕なる火を收むれば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...應仁以後百年間といふものは爭亂の收まる時期がなく...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...寺の見收めといふ積りで山門をのぞいて見たら石垣の上の一畝(うね)の茶の木を白衣の所化(しよけ)が二人で摘んで居る所であつた...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...第九十條 國の收入支出の決算は...
日本国 「新憲法の解説」
...大したこともありませんよ」あまり香(かん)ばしい收穫もなかつた樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小僧の留吉を買收して毎日のやうに聞き出し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大した收獲もなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...詩は大抵二頁位にきちんと收まつてゐる...
堀辰雄 「「鎭魂曲」」
...空しく收穫の時期を逸して...
三好達治 「艸千里」
...筍や竹材で一年三千圓くらゐ收入(みいり)があるとおばさんが云つた...
室生犀星 「京洛日記」
...先づ收穫を人手にわたし...
森鴎外 「古い手帳から」
...吸收できるだけ先に吸收して飛び出したんだらうと思ひます...
吉川英治 「折々の記」
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