...常に支配的な問題に止まるだろう...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...性格とは事物の支配的な性質であり優越な性質である...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...支配的な社会単位と見做しているのも好い対照である...
戸坂潤 「科学方法論」
...之に反して現実的制作力が横溢してくれば当然制作が支配的な指導力を取りもどす...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...凡ゆる意味に於ける支配的な意見必ずしも支配者の意見だとは限らない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...で世論はもはや無条件的な普遍性を有つことが出来ない、二つの世論が、支配的な意見が、対立するのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...文学者の方が政治家より以上に支配的な階級にぞくするとは云われない限りは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...これは十七乃至十九世紀のイギリス・フランス・ドイツの支配的な近代哲学の一つに淵源する...
戸坂潤 「辞典」
...恐らくこの傾向は一九三七年度の文学思想界の支配的な表面現象となるだろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...却ってその支配的な要素となる時にあるのであり...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...即ち西洋ではなぜ個人主義が支配的なのか...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...支配的な見解に何らの深い印象を与えることはできなかった...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...すべての傷で肝臓が非健康的な状態にあるという支配的な見解によって...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...支配的な均衡(シンメトリー)は一つもない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...医者の判断よりも患者の判断及びそれぞれの文化圏の支配的な見解に依存している」...
三木清 「人生論ノート」
...デカルトの意識の解釋は絶えず學的認識に對する支配的なる關心によつて導かれてゐる*...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...支配的な位置に立つこととなる...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...いつとはなし導き込んで次第に支配的なものに成長させた力について...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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