...その仕事が長きにわたり疲れを知らないものであるとともに英雄的で支配的なものであったら! むかしは猟師が昼間踏みこむだけだった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...実証科学としての自然科学では何と云っても実験が支配的な役割を果しているが...
戸坂潤 「技術の哲学」
...一つの支配的なイデオロギーに外ならない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ソヴェート哲学を他のブルジョア諸国の支配的な哲学から区別する著しい特徴である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...で世論はもはや無条件的な普遍性を有つことが出来ない、二つの世論が、支配的な意見が、対立するのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...処で日本のブルジョア・アカデミーの支配的な哲学は...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...最も有力な支配的な思想となったのは...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...文学者の方が政治家より以上に支配的な階級にぞくするとは云われない限りは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...これは十七乃至十九世紀のイギリス・フランス・ドイツの支配的な近代哲学の一つに淵源する...
戸坂潤 「辞典」
...あるいはインテリの支配的な勢力として...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...凡て新しく現われた支配的な事情を逸早く呑み込むことこそが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...醫者の判斷よりも患者の判斷及びそれぞれの文化圈の支配的な見解に依存してゐる」...
三木清 「人生論ノート」
...危機的時期とは反対に矛盾の支配的な時期である...
三木清 「哲学入門」
...「支配階級の思想がおのおのの時代において支配的なる思想である**...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...その當時支配的な學問的意識であつた自然科學によつて特に著しく色づけられてゐることを怪しむべきではないのである...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...デカルトの意識の解釋は絶えず學的認識に對する支配的なる關心によつて導かれてゐる*...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...その観念の発生は女の内部にかかわりなく外から支配的な便宜に応じてこしらえられたものだのに歴史の代を重ねるにつれてその時から狭められた生活のままいつか女自身のものの感じかたの内へさえその影響が浸透してきていて...
宮本百合子 「新しい船出」
...主要な・支配的な・特質なのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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