...一本の支える木もない急な斜面を見渡すと自らつつしみ深い心になる...
板倉勝宣 「春の上河内へ」
...両手で頭を支えると...
魯迅 井上紅梅訳 「幸福な家庭」
...米軍の攻撃力を支えるにはも一度根本的な陣地(じんち)改築が必要であることが判って来た...
梅崎春生 「日の果て」
...いまは崩れる土塀を支える力も無く中風の気味さえ現われて来て...
太宰治 「新釈諸国噺」
...時々多くの女がなすように指先で軽く頬を支えることがなかった...
豊島与志雄 「小説中の女」
...足だけで体を支えることができず...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...明らかにふたりを支えることはできなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分で自分を支えることができない...
中里介山 「大菩薩峠」
...作曲の印税で生活を支えることが出来るようになっていた...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ああ」身体を支えるように右手を畳について...
久生十蘭 「ユモレスク」
...たおれそうになったギンの身体を支えると...
火野葦平 「花と龍」
...キャベジのように大きな頭を支える同じ大きさの物質ならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...今では村の経済を支えるのになくてならない仕事である...
柳宗悦 「陸中雑記」
...柿崎の贅(ぜい)をつくした生活を支えるために...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...頭山翁が超特級の非凡人でなければ差支える連中が多いようである...
夢野久作 「近世快人伝」
...二人でその思い出を支えるように沼に密集した睡蓮の周囲を廻っていくのだった...
横光利一 「旅愁」
...こうしてはおられない」羅門の支える手を...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...現実の人口を支えるためにはその極めて小部分が耕作される必要があるに過ぎぬか...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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