...立って身を支えるにも堪えません...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...あと一カ月をかろうじて支えるほどに少くなった...
海野十三 「第五氷河期」
...二月間は支える事を得るが食料は一月足らずしか貯蓄(たくわえ)がないのだから...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...店を支えるための金策の奔走などで...
徳田秋声 「あらくれ」
...――ただそれを社会的に支えるものは...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...それを支える古い幹には...
豊島与志雄 「樹を愛する心」
...重荷が人を支えるのだ...
豊島与志雄 「父の形見」
...しかもそれを支えるべく...
中井正一 「「焚書時代」の出現」
...美しく・脆(もろ)い・花のような精神を支えるべき...
中島敦 「光と風と夢」
...また半途に支える事もできない腕を意識しつつそのやりどころに窮した...
夏目漱石 「思い出す事など」
...ちょっと聞くと差支えるように思われるけれども...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...支えるものもなく落ちて行きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...労働の真実労賃はそれが辛うじて停止的人口を支えるに足る点まで下落するであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...精神は十分の支える力をもっているのだから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...絵画が彼の焼物を支える力である...
柳宗悦 「工藝の道」
...いつの時代にもそれを支える土台石となっているのだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...それで一家を支えるなどは思いも寄らない事であった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...二人でその思い出を支えるように沼に密集した睡蓮の周囲を廻っていくのだった...
横光利一 「旅愁」
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