...顎(あご)を支えた...
梅崎春生 「桜島」
...石はおのれの重みにて内に落ち入り關門は 460高鳴り横木支え得ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...長く支えていられなかった...
徳田秋声 「黴」
...ここには依然として多数原理が大衆の概念を支えている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...そう呼んで差支えないだけの家に生れた子が...
中里介山 「大菩薩峠」
...まるで身体を支えてくれるのが必要であるような様子で...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...お差支えありませんでしたら...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...金穀(きんこく)に差支えなくして...
福沢諭吉 「学校の説」
...老人はロープを背中に回して支えた...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...身体を支え切れず前へしゃがみこむような具合に植込みの方へ倒れてしまう...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...親がその名であったから悴(せがれ)も差支えないことと思い...
柳田國男 「名字の話」
...一家で一人が働けば夫婦親子の者の衣食住を支えて行けるという...
柳田国男 「木綿以前の事」
...支えるようにして便所の表に出た...
山川方夫 「その一年」
...時とすると不自由な身体を松葉杖に支えられていることもあった...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
...頭山翁が超特級の非凡人でなければ差支える連中が多いようである...
夢野久作 「近世快人伝」
...ただ時の経過を静に支えていてくれる河床の石のように見える...
横光利一 「夜の靴」
...支えきれる兵馬ではありません...
吉川英治 「新書太閤記」
...「あっ……」と支える手の先に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索