...うまく英雄の心を攬(と)りて...
饗庭篁村 「隅田の春」
...或經驗を總攬し形成し――從つて書く――努力とは必ずしも一致しない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...己自身を確かと手中に收攬するすべを心得てゐるといふことの證左である...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...决して術數權謀の士に非ずされど單純なる誠實も亦た能く衆心を收攬する所以に非ず唯だ誠實の士にして智慧を用ゐるもの...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...從來通譯官並に史が勝手に扱へる統治機關を明確なる自覺に依つて自ら之を總攬するに至つたのである...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...一種の人心収攬術(じんしんしゅうらんじゅつ)に過ぎんのだからな...
中里介山 「大菩薩峠」
...未だ以て社會の衆心を收攬するに足らざるや明なり...
福沢諭吉 「帝室論」
...此人心を收攬するに...
福沢諭吉 「帝室論」
...其帝室が現に今日に在て人心收攬の中心と爲り...
福沢諭吉 「帝室論」
...人心收攬の一大中心なり...
福沢諭吉 「帝室論」
...帝室は人心收攬の中心と爲りて國民政治論の軋轢を緩和し...
福沢諭吉 「帝室論」
...大正十四年に上梓された『巣鴨総攬』に拠ると...
正岡容 「巣鴨菊」
...すなわち国内信仰の綜攬(そうらん)統合だけに参劃(さんかく)すべきものであった...
柳田国男 「海上の道」
...『攬勝考(らんしょうこう)』五には...
柳田國男 「地名の研究」
...諸政の部門は卿(けい)がこれを統轄総攬(とうかつそうらん)されよ...
吉川英治 「三国志」
...それらの運びを総攬(そうらん)させ...
吉川英治 「私本太平記」
...――しょせん新田殿では人心の収攬(しゅうらん)もおぼつかない...
吉川英治 「私本太平記」
...しかしながら「祭事の総攬」は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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