...賢人は攝生(せつしやう)病を愼(つゝし)む人の如し...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...過度の包攝は俺の心の生命を傷つけた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...攝津の國に流れ寄りて...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...兄の攝津介は此頃は伴につれて行かれたりなどするので...
田山花袋 「道綱の母」
...侯が自ら内務大臣を兼攝したるものと認めて可なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...攝津國島下郡の新屋坐天照御魂神社は栗田さんの説では天火明命に決めてしまつた...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...朝食は攝らず...
中島敦 「かめれおん日記」
...其の時氣温は攝氏の九度を示して...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...毎日攝取してゐたのだから...
長谷川時雨 「夏の夜」
...世界秩序・世界理性・攝理などの觀念的存在者が援助を與ふべく呼び入れられる...
波多野精一 「時と永遠」
...それも攝れて了つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...遂に最高の經驗的法則及びそれに合する自然の形態に包攝するといふことが可能になる...
三木清 「論理と直觀」
...總攝二盧遮那智一とある...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...滋養も攝つてゐますし...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...家で夕食を攝ることは殆どなかつた...
室生犀星 「渚」
...晏子(あんし)(五〇)※然(くわくぜん)として衣冠(いくわん)を(五一)攝(をさ)め...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...その一定量しか一日に攝ることは出來なくした...
吉江喬松 「山岳美觀」
...食事療法と攝養が絶對に大切だといはれてゐるのに...
吉川英治 「折々の記」
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