...而も眞正なる融和包攝の心境の容易に到達し得ざることを思へば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...若しくは我等の衷に普遍的自我に對する――攝取不捨の意志として活動する普遍的自我に對する信があつて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...自己主觀裡に攝取せられたる客觀である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...一月廿七日城山西南麓に於て試に熔岩片の堆積中に攝氏寒暖計を入したるに直に百度に上りたり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...其の用は吾人が本能の發動を調攝し...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...侯が自ら内務大臣を兼攝したるものと認めて可なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...善く各種の意見を攝取し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...即ち『歴代帝王宸影』、『攝關影』、『大臣影』是なり...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...第五條 皇室典範の定めるところにより攝政を置くときは、攝政は、天皇の名でその國事に關する行爲を行ふ...
日本国 「新憲法の解説」
...其の時氣温は攝氏の九度を示して...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...中毒したのは奧で食事を攝(と)つた五人だけ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そして感性表象について行はれる變化はただそれの明晰化、自覺への攝取、統覺と見られ得るのみである...
三木清 「認識論」
...攝理といふ三つの時代に區分したといふことによつても窺ひ知り得られるであらう...
三木清 「歴史哲學」
...形式論理において主語が述語に包攝されるといふやうな述語的綜合とは異る眞理的綜合は感性と悟性との綜合でなければならず...
三木清 「論理と直觀」
...遂に最高の經驗的法則及びそれに合する自然の形態に包攝するといふことが可能になる...
三木清 「論理と直觀」
...それで榮養攝取は充分に足りるわけだ...
室生犀星 「末野女」
...食事療法と攝養が絶對に大切だといはれてゐるのに...
吉川英治 「折々の記」
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