...われは此樹に攀(よ)ぢ上りて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...人生に於ける偉大なる事業とは人生に横(よこた)はる幾多の不安をものともせず次第に高峰を仰で攀登(はんとう)するにありといふ事を彼等は感じないのであらうか...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...「お! 紅鶴もいるぞ!」そして極楽鳥も!鸚鵡(おうむ)も鸚哥(いんこ)も! しかも我々の攀(よ)じている径の両側を掩(おお)うた橄欖樹の間々には...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...我々は次第次第に爪先上りの道を攀じ登っていったが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...激流と闘いつつ藤棚の上へ攀じ登った...
谷崎潤一郎 「細雪」
...小太郎は、その塀越しの出入口と決まっている切石の立ったところから、攀じ登って、邸の中へ入った...
直木三十五 「南国太平記」
...夜中再び人知れずかの大木に攀上り...
永井荷風 「榎物語」
...漸くの思でなだれを攀ぢた...
長塚節 「痍のあと」
...どうしても一度登攀して見たいといふ念が此時油然として起つた...
長塚節 「彌彦山」
...体力的登攀だよ――といった先輩たちの顔に挑むような想いが胸一杯に広がった...
早川鮎子 「穂高岳屏風岩にて」
...ああやつて樅のてつぺんまで攀ぢ登つてゆく氣なのかしら...
堀辰雄 「巣立ち」
......
松濤明 「槍ガ岳」
......
室生犀星 「抒情小曲集」
...漫扶病脚此相攀...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...十尺ほど攀(よ)じて行った...
吉川英治 「私本太平記」
...猿(ましら)のようにバサバサと木の葉を散らして攀(よ)じ登った...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その斜面を攀(よ)じ登るんだ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...喜作直(ただ)ちに高樹の頂(いただき)に攀(よ)ぢ上(のぼ)り驚て曰く...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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