...此未練を擺脱すれば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...全然旧套(きゅうとう)を擺脱(はいだつ)した...
谷崎潤一郎 「秘密」
...一時一処の国民性を擺脱(はいだつ)せよと要求するの(其の要求の当否は別論として)之れを描けと要求するの殆ど無意味なる勝(まさ)りて新意味あるを認めずばあらざる也(なり)...
綱島梁川 「国民性と文学」
...規則を擺落(はいらく)するは...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...文学の過剰を擺脱せんとすることにある...
豊島与志雄 「文学以前」
...一つの擺動(はいどう)である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...または幸福に達すれば再び窮乏に沈淪しこの窮乏がまたも次の幸福の出発点となるというふうに永久の擺動(はいどう)(オシレイション――マルサスはこの語そのものもその観念もこれをコンドルセエから得て来たもののように思われる)に運命づけられていなければならぬのであるか...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...cf. 1st ed., ch. II., pp. 29 et seq.この種の擺動はおそらく普通の人にははっきりと見えないであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この擺動が、当然予想されるほどは今まで述べられておらず、またそれほどはっきりは経験によって確かめられていない、一つの主要な理由は、吾々が所有する人類の歴史が一般に単に上流階級のみの歴史であるからである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この擺動を普通の人の眼につかぬようにするにおそらく最も寄与した事情は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...同様な擺動が起ったことはほとんど疑い得ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その繁栄と人口とにおいて顕著な擺動があることを証明するように思われる1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...かかる時期に達した社会においては、この擺動は、週期的窮乏の常住の原因とならぬであろうか...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...滅多に害悪を伴わぬことのない農業及び商業の進歩における大なる擺動を防止する傾向を有つのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...擺線(Cycloid)の長さを求め...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...擺線の問題も洋書を見て思いついたものであろう...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...擺線の問題に興味を持つなどは無論星学や物理の考えが入って来たのであるけれども...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...わたくしはこれを擺去(はいきよ)する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??