...此未練を擺脱すれば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...影となると云ふことは外面を擺脱して内面のみに生きると云ふことならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...同時にやはり幼時から染込んだ東洋思想を全く擺脱(はいだつ)する事が出来ないで...
内田魯庵 「二葉亭四迷」
...一時一処の国民性を擺脱(はいだつ)せよと要求するの(其の要求の当否は別論として)之れを描けと要求するの殆ど無意味なる勝(まさ)りて新意味あるを認めずばあらざる也(なり)...
綱島梁川 「国民性と文学」
...規則を擺落(はいらく)するは...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...独(ひと)り生存の欲を一刻たりとも擺脱(はいだつ)したるときにこの迷(まよい)は破る事が出来る...
夏目漱石 「野分」
...または幸福に達すれば再び窮乏に沈淪しこの窮乏がまたも次の幸福の出発点となるというふうに永久の擺動(はいどう)(オシレイション――マルサスはこの語そのものもその観念もこれをコンドルセエから得て来たもののように思われる)に運命づけられていなければならぬのであるか...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...または幸福と窮乏との間の永久的擺動(はいどう)に運命づけられ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この擺動を普通の人の眼につかぬようにするにおそらく最も寄与した事情は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...欠乏と豊富との間の擺動が非常に目立つのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...彼が述べている擺動は確かに起るものであり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかし本書のはじめの方で述べ、そして人類社会のあらゆる階級に存在することがわかった貧困によって著しく確証される、限られた面積における人口と食物との自然的増加の比例が、幾分でも真に近いものであるならば、事実は反対に、人口がその安易な生活資料を超過する時期はとうに到達しているのであり、この必然的擺動、この週期的窮乏の常住の原因は、たいていの国において、人類の歴史あって以来存在しているのであり、また現在も引続き存在していることが、わかるであろう(訳註)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...自然的擺動以上に出でないならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...滅多に害悪を伴わぬことのない農業及び商業の進歩における大なる擺動を防止する傾向を有つのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...人口と食物との増加がその自然的増進の途上に擺動または変動をする傾向があることにつき述べたところを...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...擺線(Cycloid)の長さを求め...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...擺線の問題も洋書を見て思いついたものであろう...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...わたくしはこれを擺去(はいきよ)する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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