例文・使い方一覧でみる「擲」の意味


スポンサーリンク

...稚ない時から好きであつた伯母さんと昔談(むかしばなし)をする樂みをさへち去つて...   稚ない時から好きであつた伯母さんと昔談をする樂みをさへ擲ち去つての読み方
石川啄木 「葬列」

...鬼が雲の上で太鼓をいて居ると聞かされれば...   鬼が雲の上で太鼓を擲いて居ると聞かされればの読み方
丘浅次郎 「疑ひの教育」

...自分の心を癒そうとするもののみが知る愛と抛とがあった...   自分の心を癒そうとするもののみが知る愛と抛擲とがあったの読み方
薄田泣菫 「艸木虫魚」

...勉強を放(ほうてき)しようとする気持もわかるけれど...   勉強を放擲しようとする気持もわかるけれどの読み方
太宰治 「乞食学生」

...一人のTBに渡すハーフの一は十四のラガーに呼懸ける「見えざる関係の構成」でなくてはならない...   一人のTBに渡すハーフの一擲は十四のラガーに呼懸ける「見えざる関係の構成」でなくてはならないの読み方
中井正一 「スポーツの美的要素」

...その温泉とはどこですか」兵馬が最初の当途(あてど)もない甲武信の山入りを放(ほうてき)したのと...   その温泉とはどこですか」兵馬が最初の当途もない甲武信の山入りを放擲したのとの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...正当の職業である薬草取りの一日の業を抛(ほうてき)してしまって...   正当の職業である薬草取りの一日の業を抛擲してしまっての読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...おとつゝあに打(ぶ)ん(なぐ)られつから...   おとつゝあに打ん擲られつからの読み方
長塚節 「土」

...私(わたくし)何もいう訳はありませんわ」「金なんかあるもんか」健三は(たた)き付けるようにこういって...   私何もいう訳はありませんわ」「金なんかあるもんか」健三は擲き付けるようにこういっての読み方
夏目漱石 「道草」

...思ふさまにかれて蹴られて其二三日は立居も苦しく...   思ふさまに擲かれて蹴られて其二三日は立居も苦しくの読み方
樋口一葉 「たけくらべ」

......   の読み方
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」

...その長い間放(ほうてき)していた私の仕事を再び取り上げるために...   その長い間放擲していた私の仕事を再び取り上げるためにの読み方
堀辰雄 「美しい村」

...そして今度は奴が私の頭を石のやうな拳でぐわんとつたかと思ふと同時に...   そして今度は奴が私の頭を石のやうな拳でぐわんと擲つたかと思ふと同時にの読み方
牧野信一 「心象風景(続篇)」

...拳固をかためて吾と吾が頭をつたりした...   拳固をかためて吾と吾が頭を擲つたりしたの読み方
牧野信一 「天狗洞食客記」

...「お前えは居たのか?」「何云つてゐるんだい、馬鹿野郎!」と、私はあらん限りの声で叫び、彼の胸をつた...   「お前えは居たのか?」「何云つてゐるんだい、馬鹿野郎!」と、私はあらん限りの声で叫び、彼の胸を擲つたの読み方
牧野信一 「毒気」

...此方側がそれに関しては余りに恬淡に放したので首尾好く占領し終せたものか――...   此方側がそれに関しては余りに恬淡に放擲したので首尾好く占領し終せたものか――の読み方
牧野信一 「南風譜」

...力試しにこれを提(さ)げて谷へ(な)げ下ろすと二つに裂けた...   力試しにこれを提げて谷へ擲げ下ろすと二つに裂けたの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...我見を放して「従う」ところに両者の一致があり...   我見を放擲して「従う」ところに両者の一致がありの読み方
和辻哲郎 「日本精神史研究」

「擲」の読みかた

「擲」の書き方・書き順

いろんなフォントで「擲」

「擲」の英語の意味

「なんとか擲」の一覧  


ランダム例文:
額田王   幸阿弥   亡き妻  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
門外不出   百姓一揆   最悪期  

スポンサーリンク

トップへ戻る