...これに擢をさし通す...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...彼を労働者中より抜擢して而して破格の位置を与えて彼の敏腕を思う存分振わしめた...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ベリアスの息女の中に擢んじぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...幸民は特に理化學に擢んでてゐたといふ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...段々と抜擢されて小姓になった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...あたかも岩村氏の意に投じたので俄に抜擢されて十一等出仕の学務課勤務を命ぜられた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その各々のエッセンスを擢(ぬき)んで...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...小十人頭(こじゅうにんがしら)から町奉行に抜擢(ばってき)された秀才...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...逓信大臣北上川栄二の秘書役に抜擢されてゐた...
牧野信一 「蝉」
...吾人凡俗を遥かに擢(ぬき)んでていたのであるか...
正宗白鳥 「論語とバイブル」
...今異數の拔擢(ばつてき)を蒙(かうむ)つてゐる十太夫は...
森鴎外 「栗山大膳」
...擢れをもたぬ自由な生活を……」「畜生! どこで飲んできやがったんだ...
矢田津世子 「反逆」
...この抜擢には閉口したものだろう...
山本周五郎 「竹柏記」
...奉行役所に抜擢(ばってき)されたということを聞いたとき...
山本周五郎 「日本婦道記」
...山田奉行から御抜擢(ばってき)になった...
吉川英治 「大岡越前」
...さすがに若い彼を家老に抜擢(ばってき)したほどだけの知己(ちき)である...
吉川英治 「黒田如水」
...満寵(まんちょう)が抜擢(ばってき)された...
吉川英治 「三国志」
...思いきった抜擢(ばってき)であった...
吉川英治 「新書太閤記」
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