...これに擢をさし通す...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...不遇な才能ある人間を抜擢して来てくれとね...
コナンドイル Arthur Conan Doyle 三上於莵吉訳 「株式仲買店々員」
...モントルイュ・スュール・メールの警視から彼をパリー警察付きに抜擢(ばってき)した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...藤野は最初に抜擢せられた一人であった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...四十五年擢爲維新史料編纂會委員...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...自分のために忠勤を擢(ぬきん)ずべき義務をもっている従僕が...
新渡戸稲造 「自警録」
...十七年間忠勤を擢(ぬき)んでたという...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...即ち自身の他に擢(ぬき)んでて他人の得て我に及ばざる所のものを恃(たの)みにするの謂(いい)にして...
福沢諭吉 「日本男子論」
...アイネは抜擢されてキャンザス州フォウト・ライリィ Fort Riley, Kansas の陸軍根拠地病院に転勤することとなり...
牧逸馬 「土から手が」
...逓信大臣北上川栄二の秘書役に抜擢されてゐた...
牧野信一 「蝉」
...状に「天明元年辛丑冬、本藩有司伝命、擢為儒員、食俸三十口」と云つてあるのが即是である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...然るに一朝擢(ぬきん)でられて幕府の医官となり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...異数の抜擢を蒙つた幸運の人であつたことは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...特に女中をしていたお梅さんを抜擢(ばってき)したかということまで...
森鴎外 「独身」
...お館の御抜擢(ごばってき)だ...
吉川英治 「上杉謙信」
...山田奉行から御抜擢(ばってき)になった...
吉川英治 「大岡越前」
...ただし唯一の対抗策としてプラスビイユを警視総監に抜擢したのも...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...博多や平戸の教会再建の仕事にダルメイダを抜擢するに至ったのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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