...私を掩つて置いた重い石の板を擡げる迄に...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...擡げると彼の眼の前には...
芥川龍之介 「路上」
...吾等は初めて絶對者の前に頭を擡げることが出來ない程の謙遜を感ずるであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...枕から首を擡げると...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...又うと/\としてふと枕を擡げると博勞は既に起きて蒲團の上に煙草をふかして居る...
長塚節 「佐渡が島」
...そうして扁平な頭をぶるぶると擡げるのみで追うて人を噛むことはない...
長塚節 「太十と其犬」
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