...お前の抱いてゐる愛の理想は要するに根據のない空想ではないか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...其時四人の職員は皆各自の卓子に相割據して居た...
石川啄木 「雲は天才である」
...四人の職員は皆各自の卓子に割據して居た...
石川啄木 「雲は天才である」
...生々刹那主義の論據を確かめた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...汽車が速力を弛めない證據であつた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...バタビヤに根據をおいた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...みんなその證據だと謂はれる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...道路傳ふる所に據れば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...實際は史通以後歴史を作る人がかかる點に注意した證據がある...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...多少の材料を以て證據立てることが出來るのであります...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...乾隆四十二年の上諭に據れば...
内藤湖南 「文溯閣の四庫全書」
...穗(ほ)を掩(おほ)うた其(そ)の筵(むしろ)が勘次(かんじ)の所業(しわざ)であることを的確(てきかく)に證據立(しようこだ)てゝ居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...それだけの證據でお蔦を縛らせる筈もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...見ればガン首も手足も無事ぢやないか」「へエ」「それとも何んか動きのとれない證據でも押へて來たのか」「お生憎樣で」「お生憎樣てえ奴があるか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...證據のないことは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それから證據を手繰(たぐ)るほかはありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかも生産力は生産關係の存在に對する存在の根據と見られてかかる根源性を有するのである...
三木清 「歴史哲學」
...その證據になるやうな物をおねだりしなかつたことでも...
室生犀星 「渚」
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