...それでもさうして車を寄せて來るだけがそなたを思うてゐる證據ではないか...
田山花袋 「道綱の母」
...然るにその體裁の根據になる所の記録といふものは...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...玉作を職とせる名族に據有せられて...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...するとあの美しい娘が惡人てえ證據は?」「あの娘と摺れ違つた時見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...證據らしいものは一つも殘らない」四その日のうちに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それが何よりの證據だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いづれ動きのとれない證據があつてのことだらう」と平次...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...却つて喜三郎の無實の證據になつたのさ」「へエー成程ね」「喜三郎が押入から天井裏へ出て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大事な證據だ」「ちよいと借りて來てくれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「それが頓死の證據だよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夜半に拔け出したといふ證據をかき集め...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私にはどうしてもわけがわかりません」「證據が無いのだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...神經衰弱の證據だよ...
萩原朔太郎 「芥川君との交際について」
...然れども皆無谷の處なればしるすに據なし...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...その證據に國友大助も...
三好十郎 「肌の匂い」
...或は何にも據(よ)らず亂雜に書いたと云ふことも認められませうと思ひます...
森鴎外 「假名遣意見」
...昔は海であつたことを證據立てまするのみならず...
柳田國男 「潟に關する聯想」
...何の安心の據り所も考へてはやらないのである...
吉川英治 「折々の記」
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