...以上指し示したる二つの根據は共に過ぎ去りたる事柄なるが...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...恐らくすべての學識ある人々によつてそれが論證と看做されてゐることを彼等が知つてゐるところの根據を...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...私は嘗て私が信じたところの一切が據つてゐた原理そのものに直ちに肉薄しよう...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...人に迷惑をかけるのを人情の厚い證據とするアルトルイスト日本國民のすることである...
寺田寅彦 「伊香保」
...道徳的良心に據て之と戰へ...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...著述の段々惡くなる證據である...
内藤湖南 「支那目録學」
...その證據に、よく敍景などの文をよんで、精しく檢べて見ると、隨分名文の中に、前に西向きになつて居るものが後に東向きになつて居つたり、方角の矛盾などが隨分あるけれども、誰もそんな事を捉まへて議論するものも無ければ、その攻撃をしたものも聞かない...
夏目漱石 「「自然を寫す文章」」
...自己に不利益な唯一の證據が本人の自白である場合には...
日本国 「新憲法の解説」
...何か證據(しようこ)が欲しかつたのだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...證據は後から/\と擧つて來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは煙草入の證據があつたに拘(かゝは)らず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後の證據に取つてある――」平次はもう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんなところに證據を殘さうとは思はなかつたらう」「すると?」「宵のうちに入つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...以上論ずる所に據つて之れを觀れば西洋に於ても...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...存在と存在の根據として互に相俟ち...
三木清 「歴史哲學」
...却てその存在と存在の根據とから成る二重のものである...
三木清 「歴史哲學」
...其の中の最も有力なる論據として仰しやるには...
森鴎外 「假名遣意見」
...(加藤與曾次郎氏著『門谷附近の史蹟』に據る)ところが明治の革新に際し制度の變遷から悉く此等の寺封を取除かれ...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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