...たしかにまたその若い軍人はロマンティックな少女を擒にする勇士に相應(ふさ)はしかつた...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...擒致者(きんちしゃ)(歩兵一二九聯隊)が...
石川欣一 「比島投降記」
...あの今様弁天さまの魅力に擒(とりこ)になっているわけじゃありませんよ」春部は...
海野十三 「千早館の迷路」
...カナブンの約五升を擒(とりこ)にし...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...小敵は大敵の擒(とりこ)となり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...この点がすっかり子供たちの心を擒(とりこ)にし...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...人の心はこの中(うち)に擒(とりこ)にせられてしまうのだ...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...烈しくもがく奴をついに擒(いけど)ってルクノーに伴れ行き畜(こ)うたが...
南方熊楠 「十二支考」
...よい都合を与える上級船員たちを擒人(とりこ)にしておく...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...さも手柄顔に生擒(いけど)って来た味方の将士も...
吉川英治 「剣の四君子」
...李儒を生擒(いけど)ったので...
吉川英治 「三国志」
...自分の手に生擒った何儀を...
吉川英治 「三国志」
...なるべく彼を生け擒(ど)りにして...
吉川英治 「三国志」
...一度は蜀軍に生擒られたが...
吉川英治 「三国志」
...この頃ぼんやり鬱(ふさ)ぎこんでいるよ」「俺が四度も生擒(いけど)られたのは...
吉川英治 「三国志」
...たとえ降伏して擒人(とりこ)となられても...
吉川英治 「新書太閤記」
...宮部善性坊(みやべぜんしょうぼう)なるものがおりました」「生擒(いけどり)のものか」「そうです...
吉川英治 「新書太閤記」
...期して生(い)け擒(ど)りにしてくれるのだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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