...擒縦(きんしょう)の術を尽せしが...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...八重の潮路の海鳥(うみどり)の沖の太夫(たいふ)を生擒(いけど)りぬ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...時々奇兵を放っては対手(あいて)を焦(じ)らしたり悩ましたりする擒縦(きんしょう)殺活自在の思弁に頗(すこぶ)る長じていた...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...みな生擒(いけどり)にしてもらおう」「はい...
海野十三 「宇宙戦隊」
...儂(わし)の胸にはちゃんと生擒りの手が考えてある」蟹寺博士は...
海野十三 「○○獣」
...それはこの記者を生擒(いけどり)にして...
薄田泣菫 「茶話」
...擒縦(きんしょう)の呼吸をつかむことが...
中里介山 「大菩薩峠」
...身体(からだ)だけが睡魔の擒(とりこ)となって...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...遂に「珊瑚樹(さんごじゅ)の根付(ねつけ)」迄行って全くあなたの為に擒(とりこ)にされて仕舞ったのです...
「木下杢太郎著『唐草表紙』序」
...昨夏四十有余枚書きだした『圓朝』はあまりにも伝記の擒(とりこ)となってしまっていたため...
正岡容 「小説 圓朝 あとがき」
...餌や囮(おとり)やまやかしで人の霊を擒(とりこ)にし...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...目ぼしい外人を生擒(いけど)っておくため自分の妻...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...それ捕擒(とりこ)にせよとばかり...
吉川英治 「三国志」
...生擒(いけど)られてはこれへ来ることすでに今日で四度(よたび)になる...
吉川英治 「三国志」
...仲達という稀代な獣(けもの)を生擒(いけど)るだろう...
吉川英治 「三国志」
...「生(い)け擒(ど)れッ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...生け擒(ど)りとした玄蕃允(げんばのじょう)盛政と...
吉川英治 「新書太閤記」
...生擒(いけど)ったのでござる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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