...義仲の法皇を擁して北越に走らむとするを知るや...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...それにつづく数百万平方キロの大洋を擁して歴史的な豪華な発展をとげた...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...だまって愛の涙で抱擁してくれる人もほしいのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...如何(いか)に日本の国土が自然の豊富な現れを持って私等を親しく抱擁しているかという事を知るでありましょう...
高浜虚子 「俳句への道」
...これを完全に抱擁しておかんがために...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...すると彼女は彼を抱擁して...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...さまざまなものを豊富にしっくりと抱擁してる都市...
豊島与志雄 「北京・青島・村落」
...息子の(くわい)を虚器に擁して權勢を揮ひ始めてから...
中島敦 「盈虚」
...父も見ず世を蓑虫の母も見ぬ子の亡骸を擁して松濤寒き影に眠るぞうたて世や...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...何万両という大身代を擁して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...巨万の身代を擁している上...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三十万の大兵を擁して今は関外にある...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...二人は相擁して泣いたりしている...
牧逸馬 「双面獣」
...無數の名門を擁してゐる...
吉川英治 「折々の記」
...「鑾輿(らんよ)を擁して逃亡せんとする賊どもを...
吉川英治 「三国志」
...王植は城門を擁してきびしく備えていたが...
吉川英治 「三国志」
...二夫人の御車を擁して...
吉川英治 「三国志」
...朝廷を擁しているだけに...
吉川英治 「三国志」
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