...自ずと付近一帯に散在する蕃人部落を撫順(ぶじゅん)するための...
中村地平 「霧の蕃社」
...余は股野がまだ撫順(ぶじゅん)にいる事とばかり思っていた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...撫順に着いたら我々といっしょに汽車を降りた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...撫順(ぶじゅん)の大炭坑を...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...ハルピンや、長春、奉天、撫順、金州、三十里堡、青島、上海、南京、杭州、蘇州、これだけを約二ヶ月でまわって、放浪記の印税はみんなつかい果たして、上落合の小さい家に帰って来た...
林芙美子 「落合町山川記」
...重なれる山は浅葱の繻子の襞渾河は夏の羅の襞奉天から撫順へ曲る渾河添ひの景色である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...撫順で出炭する石炭に対しては不買を強いている...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...此(この)半額は日本炭と撫順炭で占め...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...佐藤さんは撫順から特に来られたと云ふ友人達と詩材の採訪に暇がなかつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...それから朝の食事をして九時二十五分発の撫順支線の汽車に乗るまでの間...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...外に今朝私達を撫順から迎へに来て下さつた撫順炭鉱庶務課の原田周藏さんが案内役として同車せられた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...汽車は渾河駅から撫順支線に入つて東行すること二十九哩強である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...撫順は奉天の東北十三里...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...撫順炭鉱は河に向いて平均三十度の傾斜を以て...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...私達は何よりも撫順の旧市街にある大露天掘の偉観に驚いた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...撫順にある永安台の新市街は...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...また渾河の左岸を歩いて上流の対岸の山麓にある撫順城を遠望した...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...牧草(ぼくさう)の原ひろくして楡の木の円き蔭のみ置く真昼かなまばらなる楡(にれ)の並木に風立ちて川の如くに光る牧草(ぼくさう)乾きたる煉瓦の色の雲のもと遠く明るき草の色かな聞くは唯だひろき草より立つ風の楡(にれ)の並木を吹き通る音首のべて柵(さく)のなかより見送りぬ忙(せは)しき旅を知らぬ羊らいにしへの公主の馬車も遠く来てこの楡(にれ)の木に風を聞きけん撫順に到る...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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