...會衆は例によつて食卓を撤した後で歌ひながら街を通つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...異民族に対する差別的待遇を一切撤廃し去らん事を渇望する...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...如何(いかん)となれば日本人が民族的差別を撤廃しようというと...
大隈重信 「始業式訓示」
...3.併しあらゆる個別化的の地上の束縛を撤廢せよ云ふ事になつて來たので...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...その自我心の強く一旦思い立った事を容易に撤回するような人でなかった事は事実が一々これを証明する...
高浜虚子 「子規居士と余」
...無鑑査撤廃に自分達が反対するのは...
辰野隆 「芸術統制是非」
...大本山で弥撤(ミサ)を司る...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...中国中央軍と党部とが河北省を撤退するという中国側の最後の解答によって...
戸坂潤 「社会時評」
...之によって撤兵問題が或る程度まで具体化することになれば...
戸坂潤 「社会時評」
...もし世間が元日に対する僻見(へきけん)を撤回して...
「元日」
...余もいったんは彼の博士を撤回したようなものの...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...赤軍のイラン撤兵延期...
仁科芳雄 「原子力の管理」
...今夜は外の警戒を一切撤回(てつくわい)して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...腹立ちて炭撤き散らす三つの子を為すに任せて鶯を聞く鴎外先生は決して子女を叱らなかつたさうであるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...一定部分の資本は土地から撤去されるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...CIOの二大労働組合がタフト・ハートレー法撤廃のため一生懸命になって千五百万の組合員に運動し投票所へのかりだしに努めたことに対し...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...ついに襄陽市中からも撤退のやむなきにいたり...
吉川英治 「三国志」
...高松攻めの兵を撤(てっ)し...
吉川英治 「新書太閤記」
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