...これは物質の総量が不変であるという現代科学の立場と撞着するのみならず...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...過去におけるそれを言わないのは自家撞着の甚だしいものだというのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...しかしその考えの筋道にはエネルギー不滅の原理に撞着するものがある...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...2.彼は自家撞着してゐる...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...遂に明白なる事実と撞着するに至りしは...
高木敏雄 「比較神話学」
...撞着することなきのみならず...
高木敏雄 「比較神話学」
...その公法なるものはブライト氏がいわゆる「習慣より成立したる錯雑撞着(さくざつどうちゃく)の律例にして...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...文化と今日の支配的社会との矛盾撞着がより根本の問題になる筈であり...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...二つの見解の間には可なり重大な撞着があるわけだ...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...撞着(どうちゃく)があることを...
中里介山 「大菩薩峠」
...したがって褒貶(ほうへん)の私意を寓(ぐう)しては自家撞着(じかどうちゃく)の窮地に陥(おち)いります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...超越即内在の絶対矛盾的自己同一の原理に撞着(どうちゃく)せなければならない...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...詰り若い女に撞着(ぶつか)りたいなぞという愚劣な事になって了う...
二葉亭四迷 「平凡」
...といふ自家撞着に堕ちたといふ点も考へられる...
水野葉舟 「言文一致」
...人間の性格や気質にいろいろの癖があったり自己撞着があったりするのも畢竟は...
宮本百合子 「家庭創造の情熱」
...たがいに矛盾したり撞着したりすることがひじょうに多い...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...実際においてはしばしば『随想録』の各所に矛盾撞着する言葉を洩らしているのはなぜであろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...秀之進はその撞着(どうちゃく)するところにこそ理由があると考えた...
山本周五郎 「新潮記」
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