...』当時の宗教裁判は蚤取眼で新思想や学説が正統の教理と撞着する点を捜し出そうとしていたから...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...及びそれに撞着するようではあるが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...3341.そは一見自家撞着の如くにして實は然らず...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...これらの矛盾撞着によって三段論法では説けない道理を解説しているところにこの書の妙味があるであろう...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...個々分離・自家撞着の事業をばその儀型のうちに溶解しこれを圧搾して当時英俊豪傑が竜顛虎倒の分子は尋ぬるに痕(あと)なく...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...ただそれが自然科学の実験的な活動の諸結果と撞着するに際して初めて鼎の軽重を問われる運命に立ち至る...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...又ブルジョア思想とブルジョア常識との撞着は...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...夫が政治的自由主義でない限り政治上の科学的(唯物論的)社会主義と直接に撞着する必然性をもっていないからだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...自家撞着の甚しいものだ...
豊島与志雄 「塩花」
...自家撞着(どうちゃく)をきたし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...時としては矛盾し撞着(どうちゃく)することもあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自家撞着という意味でなく...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...したがって褒貶(ほうへん)の私意を寓(ぐう)しては自家撞着(じかどうちゃく)の窮地に陥(おち)いります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...超越即内在の絶対矛盾的自己同一の原理に撞着(どうちゃく)せなければならない...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...意識形態相互の間の類型的および類構的関係とは撞着(どうちゃく)することなしに我々はイデオロギーの成層構造を考えることが出来る...
三木清 「科学批判の課題」
...過渡期のいろいろな矛盾だの撞着だのを体験して来たものである...
柳田国男 「故郷七十年」
...秀之進はその撞着(どうちゃく)するところにこそ理由があると考えた...
山本周五郎 「新潮記」
...如何に前後撞着した...
夢野久作 「少女地獄」
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