...撞木杖で小舟をおさえて...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...天狗の撞木杖(しゅもくづえ)といった形に見える...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...撞木(しゅもく)に止っている蒼鷹を彼女は手に移し...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...撞木杖...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...辰爺さんはやおら煙草入を腰に插して鉦(かね)と撞木(しゅもく)をとった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...撞木杖によりかかって...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...撞木返(しゅもくがえ)りに米友の咽喉元へ槍が行く...
中里介山 「大菩薩峠」
...撞木杖(しゅもくづえ)を上手に使ってピョンピョン飛んで歩くと...
中里介山 「大菩薩峠」
...鬼瓦(おにがわら)の代りに撞木(しゅもく)のようなものが置いてあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕(ぼく)らは撞木(しゅもく)を奪(うば)いあってついたのだ...
新美南吉 「ごんごろ鐘」
...その側に撞木と鉦とを持つて來て...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...さて鮫の一類に撞木鮫(しゅもくざめ)英語でハンマー・ヘッデット・シャーク(槌頭の鮫)とて頭丁字形を成し両端に目ありすこぶる奇態ながインド洋に多く欧州や本邦の海にも産するのが疑いなくかの佐比神だ...
南方熊楠 「十二支考」
...使えるのは撞木杖しかないし...
山本周五郎 「さぶ」
...撞木杖を持ち直すと...
山本周五郎 「さぶ」
...撞木杖を右から左へと振った...
山本周五郎 「さぶ」
...撞木(しゅもく)で大鐘を撞(つ)くように...
吉川英治 「黒田如水」
...玄関に備えてある撞木(しゅもく)をもって訪鐘(ほうしょう)をつく...
吉川英治 「新書太閤記」
...撞木町(しゅもくまち)へ参ろうず』『お断り申す! われ等三名は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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