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芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...撞木杖をボートにひっかけて...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪の女王」
...撞木杖で小舟をおさえて...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...彼は小さな撞木杖を突いて...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...主のない撞木杖が大切に保存されてあるのが見えるよ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...梟(ふくろう)が撞木(しゅもく)に止まってまじまじ尤(もっと)もらしい顔をしていたこともあった...
寺田寅彦 「鷹を貰い損なった話」
...鉦(かね)を持て来いよ」呼ばれた十二三の子が紐(ひも)をつけた鉦と撞木(しゅもく)を持て来た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...棍棒(こんぼう)に変わり得る撞木杖にすがって歩いている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...撞木杖によりかかって...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...線香の煙がむんむとこもつてるなかで町の子がぎやんぎやんぎやんぎやんひつきりなしに鉦を叩くので頭がみぢやけさうに苦しいのを伯母さんはいつでも撞木をかりて私にも二つ三つ叩かせずにはおかない...
中勘助 「銀の匙」
...いい姿勢に撞木(しゅもく)をとってきりりんきりりんと緩(ゆるや)かにうち鳴らした鉦(かね)の音である...
中勘助 「小品四つ」
...撞木返(しゅもくがえ)りに米友の咽喉元へ槍が行く...
中里介山 「大菩薩峠」
...鬼瓦(おにがわら)の代りに撞木(しゅもく)のようなものが置いてあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつでも用心深く身体に当てた撞木杖(しゅもくづえ)をたよりに難儀しながら歩いていき...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...鐘と撞木の合いが鳴る微妙不可思議のところだろう...
正岡容 「寄席」
...」「どの杖ててまさかもう撞木杖(しゅもくづえ)なんかはつきやしないヨ...
正岡子規 「初夢」
...撞木杖を持ち直すと...
山本周五郎 「さぶ」
...撞木杖(しゅもくづえ)を突いて立ち佇(とど)まっているが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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