...撞木(しゅもく)は誰かの手に綱を引かれ...
芥川龍之介 「浅草公園」
...かたっぱしから撞木杖をあてました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...撞木(しゅもく)に打着(ぶつか)った真中(まんなか)に立っている...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...寺内総督が政権譲渡(ゆづりわたし)で大隈侯の撞木杖(クラツチ)の周囲(まはり)をうろ/\したのなぞは...
薄田泣菫 「茶話」
...撞木杖(しゆもくつゑ)をついて町へ出ると...
薄田泣菫 「茶話」
...鉦(かね)を持て来いよ」呼ばれた十二三の子が紐(ひも)をつけた鉦と撞木(しゅもく)を持て来た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...あんなことにはならぬ」「要するに鐘と撞木(しゅもく)の間(あい)が鳴るというところで...
中里介山 「大菩薩峠」
...撞木(しゅもく)でそれを叩きながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...……比丘尼の手なら撞木擦(しゅもくず)れか数珠(じゅず)擦れ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...撞木(しゅもく)の腕のことか...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...鐘と撞木の合いが鳴る微妙不可思議のところだろう...
正岡容 「寄席」
...清七は撞木杖を作ってくれたし...
山本周五郎 「さぶ」
...撞木杖(しゅもくづえ)を突いて立ち佇(とど)まっているが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...備えつけの撞木(しゅもく)でたたく...
吉川英治 「剣の四君子」
...ぽと――と大地を撞木(しゅもく)で叩くような音がした...
吉川英治 「新書太閤記」
...撞木町の升屋(ますや)の提灯をさげた若い者が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...撞木町(しゅもくまち)...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...持ちかけた撞木(しゅもく)の綱を放して...
吉川英治 「親鸞」
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