...撞木(しゅもく)は誰かの手に綱を引かれ...
芥川龍之介 「浅草公園」
...天狗の撞木杖(しゅもくづえ)といった形に見える...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...虚空(こくう)へさっと撞木(しゅもく)を楫(かじ)...
泉鏡花 「縁結び」
...鳥の様に撞木(とまりぎ)から撞木へ渡る術を教え込むことが出来るではありませんか...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...小さな撞木杖の音が床の上に聞えた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...高拍子の撞木杖(しゅもくづえ)によりかかり跛を引きながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...高いところへ登って片足を撞木(しゅもく)にかけて逆さにぶらさがっているところ、裃(かみしも)を着て高足駄を穿いて、三宝(さんぽう)を積み重ねた上に立っている娘の頭から水が吹き出す、力持の女の便々(べんべん)たる腹の上で大の男が立臼(たちうす)を据えて餅を搗く、そんなような絵が幾枚も幾枚も並べられてある真中のところに、「所作事(しょさごと)、道成寺入相鐘(どうじょうじいりあいのかね)」――怪しげな勘亭流(かんていりゅう)、それを思い切って筆太に書いた下には、鱗(うろこ)の衣裳(いしょう)を振り乱した美しい姫、大鐘と撞木と、坊主が数十人、絵具が、ベトベトとして生(なま)な色...
中里介山 「大菩薩峠」
...鬼瓦(おにがわら)の代りに撞木(しゅもく)のようなものが置いてあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...あんなことにはならぬ」「要するに鐘と撞木(しゅもく)の間(あい)が鳴るというところで...
中里介山 「大菩薩峠」
...鉦(かね)も撞木(しゅもく)も...
夏目漱石 「草枕」
...――撞木(しゅもく)で心臓をすぽりと敲(たた)かれたような気がした...
夏目漱石 「虞美人草」
...撞木(しゆもく)などの間を猿(ましら)のやうにサツと昇りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...撞木(しゅもく)の腕のことか...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...鐘と撞木の合いが鳴る微妙不可思議のところだろう...
正岡容 「寄席」
...撞木杖を右から左へと振った...
山本周五郎 「さぶ」
...けれども鸚鵡は籠の真中の撞木に止まりながら...
夢野久作 「白髪小僧」
...備えつけの撞木(しゅもく)でたたく...
吉川英治 「剣の四君子」
...撞木町へでも』『さ? ……』主税は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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