...あの出来事は本当に摩訶不思議だった...
...この画像はとても摩訶不思議な形をしている...
...彼女の人生は摩訶不思議なくらいに平凡だ...
...この小説は摩訶不思議な展開がある...
...彼の行動には摩訶不思議な理由がある...
...馥柯羅摩訶秩多(びからまかちった)(二七)は文珠師利菩薩(もんじゅしりぼさつ)と八万四千の仏陀(ぶっだ)の弟子(でし)をこの狭い室に迎えている...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...摩訶不思議な力を持っているものの世間の狭さ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...摩訶不思議な力を身に具えている自分の世間の狭さ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...誠に精神的に貧弱な現今のわが國に斯くも摩訶不思議の詩境にあそぶものがあるかと僕の心は君に對する驚異と畏敬とにみたされた...
土田杏村 「風は草木にささやいた」
...摩訶(まか)不思議は書けない...
夏目漱石 「『三四郎』予告」
...摩訶不思議なる此の真言の秘密はただ詩人のみが知る...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...朝暮(てうぼ)に摩訶止觀(まかしくわん)を談ずれば...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...思つたこと――それは摩訶不可思議な...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...この居士は宿命通を以て六群比丘が昔鶏と烏の間の子たりしを見通しかく説いたのじゃと言うた(『摩訶僧祇律(まかそうぎりつ)』三四)...
南方熊楠 「十二支考」
...その後僧どもまた長者に招かれ順番で摩訶羅が上座となった...
南方熊楠 「十二支考」
...讃二金剛手菩薩摩訶薩一言...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...殊に脳味噌の味は摩訶不思議であつた...
村山槐多 「悪魔の舌」
...何んでもない出来事の連続のように見える彼女の虚構の裡面(りめん)に脈動している摩訶(まか)不思議な少女の心理作用の恐しさ...
夢野久作 「少女地獄」
...ミジンも脳髄に残していないというような摩訶(まか)不思議をあらわす...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...一切の摩訶(まか)不思議を支配する中心的の魔力は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...千早へ」「おおよ! てめえのような摩訶不思議(まかふしぎ)な爺イに下郎仕えするくらいなら...
吉川英治 「私本太平記」
...摩訶不思議(まかふしぎ)な魅力をもって人間どもを操(あやつ)り世を動かす恐ろしいものに相違ございません」問「天皇...
吉川英治 「私本太平記」
...『正法眼蔵摩訶般若波羅蜜(まかはんにゃはらみつ)』...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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