...あの出来事は本当に摩訶不思議だった...
...この画像はとても摩訶不思議な形をしている...
...彼女の人生は摩訶不思議なくらいに平凡だ...
...この小説は摩訶不思議な展開がある...
...彼の行動には摩訶不思議な理由がある...
...「摩訶(まか)般若波羅蜜多は...
高神覚昇 「般若心経講義」
...もろもろの法は千変万化(せんぺんばんか)摩訶不思議(まかふしぎ)である...
高浜虚子 「俳句への道」
...この赤煉瓦の建物の中に投げ込まれたときにはあのトルコの王様の退屈を慰めたというアラビアンナイトの人喰鬼の宮殿のようにおれにはこの巨大な赤煉瓦の沈黙した建物は摩訶不思議なものであった...
陀田勘助 「春がふたたび牢獄にやってきた!」
...そんな摩訶(まか)不思議なことのあるべきはずもないから...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...阿謨迦毘盧遮那摩訶菩怛羅摩尼鉢曇摩忸婆羅波羅波利多耶(おんあもきゃびろしゃのまかぼだらまにはんどまじんばらはらはりたやうん)――コトコトと梯子段を登る音が止んで暫らくすると...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時計が這ひ出して下水へでも姿を隱したと言ふのか」平次に取つては摩訶(まか)不思議な時計の機構(からくり)よりも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...摩訶止観(まかしかん)とか止観十乗(じょう)とかいって...
久生十蘭 「予言」
...摩訶不思議といわれるような人工の美もない――断崖の上に聳り立つ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...『摩訶僧祇律』七に雪山水中の竜が仙人の行儀よく座禅するを愛し七巾(まき)巻きて自分の額で仙人の項(うなじ)を覆い...
南方熊楠 「十二支考」
...『摩訶僧祇律』三にいわく...
南方熊楠 「十二支考」
...摩訶羅寺へ帰って羨ましくってならず...
南方熊楠 「十二支考」
...その後僧どもまた長者に招かれ順番で摩訶羅が上座となった...
南方熊楠 「十二支考」
...凶事のみ聚(あつ)まった日だったのに摩訶羅は頓著(とんじゃく)せず...
南方熊楠 「十二支考」
...摩訶羅不注意にも左へ遶ったので麦畑の主また忿(いか)って打ち懲らす...
南方熊楠 「十二支考」
...ミジンも脳髄に残していないというような摩訶(まか)不思議をあらわす...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...摩訶不思議(まかふしぎ)な魅力をもって人間どもを操(あやつ)り世を動かす恐ろしいものに相違ございません」問「天皇...
吉川英治 「私本太平記」
...法力の摩訶(まか)不思議に...
吉川英治 「源頼朝」
...蠅取草の消化力みたいな摩訶(まか)不思議な作用が潜んでいるもののようである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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