...摩利(まり)の教...
芥川龍之介 「邪宗門」
...大抵(たいてい)は摩利(まり)の教の信者たちでございますから...
芥川龍之介 「邪宗門」
...……三嶋の宿で護摩(ごま)の灰に胴巻を抜かれたあとの...
泉鏡花 「遺稿」
...黄色な鼠の霜げた小按摩が...
泉鏡花 「怨霊借用」
...摩擦やエンジンの性能上すぐ全速力を出せるものではありません...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...燦爛たる「志摩の女王」に見入った...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...多摩(たま)の山奥から来た参詣人(さんけいにん)などは...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...甲斐国巨摩郡と書いた方へ出れば右を斬られる...
中里介山 「大菩薩峠」
...薩摩の中村半次郎(桐野利秋)――それと肥後の川上彦斎...
中里介山 「大菩薩峠」
...薩摩の藩邸が江戸荒しの山賊の策源地と公認されながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...見ると今夜も薩摩芋(さつまいも)の煮(に)つけだ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...ここが多摩川でございますか」と...
林芙美子 「多摩川」
...志摩徳は金魚が餌づきをするような口つきで...
久生十蘭 「魔都」
...甲斐北巨摩(きたこま)郡鳳来寺(ほうらいじ)村大字教良石(きょうらいし)岩代岩瀬郡鏡石村大字久来石(くらいし)等に至ってはこれを別種の地名であるということができない...
柳田國男 「地名の研究」
...信ずるに足らぬと思っているのですね」甲斐は穏やかに志摩を見返した...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――居ながらにして、多摩川、桂川の涼夜を、味はひ得ようといふもの...
吉川英治 「折々の記」
...悩ましげな鳶色の眼のうえにさながら何か摩訶ふしぎなヴェールのように濃い睫毛がかぶさっているところといい...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...それから更にメンドサたちを薩摩西南端の坊の津まで見送り...
和辻哲郎 「鎖国」
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