...末摘花(すえつむはな)の色にも出さず...
二葉亭四迷 「浮雲」
...源氏が直衣(のうし)を着たりするのをながめながら横向きに寝た末摘花の頭の形もその辺の畳にこぼれ出している髪も美しかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...末摘花は人に親しめない性格であったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...末摘花は負けじ魂からではなく...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...末摘花だけは思い出されることもなくて幾月かがそのうちたった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮様や奥さんのいらっしゃった時と同じように思い上がっているのだから始末が悪いなどと思っていっそう軽蔑(けいべつ)的に末摘花を見た...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...末摘花を批難した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...気をめいらせて泣いている時のほうが多い末摘花の顔は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...生活苦も末摘花(すえつむはな)は訴えることができないのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人並みの人にもなれない私はこのままここで死んで行くのが何よりもよく似合うことだろうと思います」とだけ末摘花は言う...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こんな中につれづれな日を送るよりしかたのない末摘花の女王であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...末摘花の醜さも比較して考えられることがなく済んだのであろうと思われる...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...源氏は末摘花に告げて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...何一つすぐれた所のない末摘花をなぜ妻の一人としてこんな取り扱いをするのであろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...末摘花は二年ほどこの家にいて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...だれでもが作るような古いところがあるじゃないかね」滑稽(こっけい)でならないように源氏に笑われている末摘花の女王はかわいそうである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...かえって末摘花は恥ずかしがっていないのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...詞藻摘花粋...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
便利!手書き漢字入力検索