...」と撫でさすりながら皮ばかりのやうな肉を摘まむでさう言つてゐた...
小穴隆一 「二つの繪」
...あなた如何です」と三藏の方に會釋して梅代は恐ろしいものをこは/″\摘まむやうな指つきをして...
高濱虚子 「俳諧師」
...幕の内を摘まむあいだも気が気でなかった...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...酒亂のあしたに菊を摘まむとして敬虔無上の涙せきあへぬ痴漢である...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
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山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...游いでいるやつをヒョイと摘まむんだが...
矢田津世子 「茶粥の記」
...他のものがいかがわしい肉を摘まむと...
横光利一 「旅愁」
...矢代は鶯餅をまた一つ摘まむと...
横光利一 「旅愁」
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