...自動車で思ひ出したが、自動車は埃のお接待をしてくれる、摂取不捨、何物でも戴かなければならない私は、法衣に浴せかけられた泥に向つても合掌しなければならないのだらう...
種田山頭火 「行乞記」
...一粒一滴摂取不捨...
種田山頭火 「行乞記」
...△摂取不捨といふことも...
種田山頭火 「其中日記」
...天地荘厳、摂取不捨...
種田山頭火 「其中日記」
......
中里介山 「法然行伝」
...摂取不捨(せっしゅふしゃ)」の文を唱えて眠るが如く息が絶えた...
中里介山 「法然行伝」
...摂取不捨と誦し給ひつゝ海にこそ入り給ひける』とあるのは...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...(七月十二日)六十二○泥棒が阿弥陀様(あみださま)を念ずれば阿弥陀様は摂取不捨(せっしゅふしゃ)の誓(ちかい)によつて往生させて下さる事疑(うたがい)なしといふ...
正岡子規 「病牀六尺」
...弥陀の本願信ずべし本願信ずるひとはみな摂取不捨の利益にて無上覚をさとるなりこの一首は康元二年二月九日夜...
三木清 「親鸞」
...「摂取不捨も信も念仏も...
三木清 「親鸞」
...律師が尊い声で「念仏衆生(ねんぶつしゆじやう)摂取不捨(せつしゆふしや)」と唱えて勤行(ごんぎょう)をしているのがうらやましくて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...――新像図を私販(しはん)するの罪(摂取不捨(せっしゅふしゃ)の曼陀羅(まんだら))――釈尊を軽んずるの罪――万善を廃するの罪――神霊に背(そむ)くの罪――国家を壊乱(かいらん)するの罪等...
吉川英治 「親鸞」
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