...早川は吾妻村大字羽田及び梁田村大字梁田の澱土を携えて上京し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...足下と手を携えて...
大杉栄 「獄中消息」
...こういう気運をできるだけ助成し若い支那の学者と手を携えて支那文化の研究を進めてゆくのが...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...小型の黒革製の文書袋をこの男が左手(ゆんで)に携えていたのだ...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...後ろにして携えていることも...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして先手(さきて)を払った一人は、これはさむらい体(てい)ではないのが、棒を携えて、これが一行の差図ぶりで飛んで来たものだから、兵馬はどうしても、見逃すわけにはゆきません...
中里介山 「大菩薩峠」
...得物(えもの)を携えて関屋の前後からバラバラと現われたかと見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...心ばかりの土産物でも携えて来ているとかならばいいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...薩長の注意人物が相携えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...蝋燭を携えて先に立ち...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...新しく出来た愛人を携えて...
堀辰雄 「木の十字架」
...欧州の全国家が手を携えてボーン国王を屈服させるでしょう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...極めて大なる白猴新産の子を食いおわり片手で妻の髪を掴み軽々と携えて走り行く...
南方熊楠 「十二支考」
...小太刀(こだち)を携えて素足で庭石の上におりた...
室生犀星 「野に臥す者」
...敵と戦うにあたってはいつもそれを携えてゆくようにのぞんだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...米作民族の日本人が米を携えて南から北へ移って来たとすれば...
柳田国男 「故郷七十年」
...そして携えて来た軽い包み物一箇を...
吉川英治 「私本太平記」
...工事に役立てるために多量の織物の荷を携えて京都へやって来た...
和辻哲郎 「鎖国」
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