...これを携えて伊豆の日蓮聖人の聖蹟に至り...
石原莞爾 「戦争史大観」
...新聞社の肩書のある名刺を携えて文藝春秋社に現われ...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...三名を携えて祖先の墳墓の地に往って祖先の神を拝し山川を祭るのであるが...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...左(と)に右(か)く春廼舎の技巧や思想の歯癢(はがゆ)さに堪えられなくなった結果が『小説神髄』の疑問の箇処々々に不審紙を貼(は)ったのを携えて突然春廼舎の門を叩いた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...そのは陣中に妻を携えていたが...
田中貢太郎 「美女を盗む鬼神」
...携えていた風呂敷包(ふろしきづつみ)を持替えて...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...小森蓮蔵が弓矢を携えてやって来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...丸山は雉子(きじ)を携えていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...仁科さんが新しい量子力学を携えてヨーロッパから帰朝され...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...平岡は早晩借用証書を携えて...
夏目漱石 「それから」
...「彼等は夜々(よなよな)リユツク・サツクを携えて彼方此方の野畑を駆け廻ぐつて...
牧野信一 「円卓子での話」
...それらの品を携えて本所へ出かけていった...
松本泰 「謎の街」
...白扇を携えて恭(うやうや)しく...
山本笑月 「明治世相百話」
...この関羽の首を携えてこいと命ぜられ...
吉川英治 「三国志」
...携えて来た書類を展(ひろ)げて...
吉川英治 「新書太閤記」
...携えて来た進物(しんもつ)とは...
吉川英治 「新書太閤記」
...色々の物資を携えてキリシタン一同と共に奥浦の港まで見送りに来た...
和辻哲郎 「鎖国」
...しかしワリニャーニの一行は装飾品一切を携えていたので...
和辻哲郎 「鎖国」
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