...――遊覧地じみてゐないのがよい、石垣ばかり枯草ばかり松ばかり、外に何も残つてゐないのがよい、たゞ見る丘陵の起伏だ、そして一石一瓦こと/″\く太閤秀吉を思はせる、さすがに規模は太閤らしい、茶店――太閤茶屋――たゞ一軒の――老人がいろ/\と説明してくれる、一ノ丸、二ノ丸、三ノ丸、大手搦手、等々々、外濠は海、内濠は埋つてゐる、本丸の記念碑(それは自然石で東郷元帥の筆)がふさはしい、天主台は十五間、その上に立つて、玄海を見遙かして、秀吉の心は波打つたゞらう、その傍にシヤンがつゝましく控へてゐたかも知れない...
種田山頭火 「行乞記」
...搦手(からめて)は大丈夫でございますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...追手というのは、七兵衛方面のことで、搦手というのは、ウスノロと兵部の娘の馳落方面のことをいう...
中里介山 「大菩薩峠」
...城の二つの入口を大手・搦手(からめて)と呼ぶことはここから説明が附く...
柳田國男 「地名の研究」
...根搦へ下りて行くからすなわち搦手というのであろう...
柳田國男 「地名の研究」
...搦手(からめて)だな」と栄二は呟いた...
山本周五郎 「さぶ」
...西中門は城の搦手(からめて)である...
山本周五郎 「竹柏記」
...搦手(からめて)から出て...
吉川英治 「黒田如水」
...樊城の搦手(からめて)で...
吉川英治 「三国志」
...城の搦手(からめて)にも...
吉川英治 「三国志」
...先頃からうかがうに北門の搦手(からめて)は...
吉川英治 「三国志」
...搦手(からめて)の守備約二百...
吉川英治 「私本太平記」
...やがて――鳴海城の搦手(からめて)の方角に...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここの搦手といったら...
吉川英治 「新書太閤記」
...搦手(からめて)の山から城中へ射込ませた...
吉川英治 「新書太閤記」
...敵側からも搦手(からめて)の坂を...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この辺は砦の搦手(からめて)であろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...搦手(からめて)の雑人門(ぞうにんもん)の方へ降りて行った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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