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上村經吉 「海島冐險奇譚 海底軍艦」
...まどみ(ママ)のなかに羽を搏(う)つ蝶のごとく...
大手拓次 「「香水の表情」に就いて」
...自分や雪子とはちょっと心臓の搏(う)ち方の違ったところがある妹なので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...やれ嬉しや! さう思つた途端に動悸が搏(う)ち出して...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...おだやかな脉搏である...
種田山頭火 「其中日記」
...その核心の周りを文学的ファンタジーが羽搏いていたに過ぎない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...機を設けて胸の前にて繰り搏(う)つて飛行す...
中里介山 「大菩薩峠」
...更に第三の搏撃が加えられた...
長塚節 「太十と其犬」
...屋上より羽搏ちて出(い)ず...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...お前には夢の羽搏が聴えたり...
原民喜 「夢と人生」
...支那にも『本草』にその物を搏(う)つや三(み)たび躍(おど)って中(あた)らずんばすなわちこれを捨つと出(い)づ...
南方熊楠 「十二支考」
...その他人を何の斟酌(しんしゃく)なく搏(う)ち襲う虎をコンベオと名づけ人また何の遠慮なくこれを撃ち殺す...
南方熊楠 「十二支考」
...それがその現実の充実した脈搏で描き出されるということが殆ど不可能と思えることだって存(あ)るわけですもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...簇々(ぞくぞく)とかたまり合って駆けて来る具足のひびきも耳を搏(う)つ...
吉川英治 「上杉謙信」
...何か心を強く搏(う)たれたようにしんとしてしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分の現(うつ)し身(み)を搏(う)っている血をとおして...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...天井を搏(う)ち...
吉川英治 「宮本武蔵」
...なんともいえないすさまじい気が――心体から発しるものとは思われない――今にも雲を破って搏(う)たんとする雷気のようなものが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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