...自我の脈搏は今其調子を亂してゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...もう脈搏(みゃくはく)も感じなかった...
海野十三 「階段」
...呼吸も脈搏も絶え果てて...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...斯く束搏せられては...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...かすかに脈搏が感じられた...
太宰治 「姥捨」
...自然の脈搏を聞きながら自分で考へ出したのだ...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...その脈搏の数をはかろうとした...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...微かなる脈搏のみであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...俺の脈は六十二搏つ――なんてことを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...屋上より羽搏ちて出(い)ず...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...翼(つばさ)を以(もつ)て激(はげ)しく愛(あい)ちやんを搏(う)ちました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...須臾(しばらく)して奮い躍りて人を搏(う)つ...
南方熊楠 「十二支考」
...いまにも羽搏き飛ぶかとみえる気韻をはらんでいる...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...背にとまりかけては羽搏き出される...
矢田津世子 「茶粥の記」
...二騎をかすめて大きく翼を搏(う)った...
吉川英治 「新書太閤記」
...相搏(あいう)ち...
吉川英治 「新書太閤記」
...「……この脈搏(みゃく)なら」と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...と足で搏(う)った...
吉川英治 「無宿人国記」
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