...このような混ぜ物処理は多くの家事の例において著しく腹立たしく損害を与えるものであろう...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...敵の巧妙な機動戦略のため一回の会戦をも交える事なく甚大の損害を蒙って本国に退却した如きはその最も良き一例である...
石原莞爾 「戦争史大観」
...人間の損害を少くする...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...そうだとすると電車の会社はこの家の持ち主に明白な損害を直接に与えたものだという事が科学的に立証されるわけである...
寺田寅彦 「写生紀行」
...これに反して新道沿いに新しく出来た当世風の二階家などで大損害を受けているらしいのがいくつも見られた...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...それだけでもおそらく森林火災の損害を半減するくらいのことはできそうに思われる...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...而(しか)して旧主人(きゅうしゅじん)にまた損害を払わせた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一つの暴動は一つの海戦に等しい損害をきたすか否かを問いたくない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...鉄道の損害を除いてもなお大雪の年には一億二...
中谷宇吉郎 「雪」
...其損害を償ふ以上の貢献を...
夏目漱石 「点頭録」
...あのときKに損害を与えたのであれば...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...こっちもひどく損害をこうむったというわけだったのさ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...自分の勝利がこれほどまでに高くつくのかと思うと口惜しくて(まったく数々の損害をこうむったばかりでなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その強く大きな弓と恐ろしく長い矢のために非常な損害をこうむった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すでに多少の損害をうけたが...
吉川英治 「三国志」
...ひどい損害をうけたのみか...
吉川英治 「三国志」
...大なる損害を求めましょう」と訴えたが...
吉川英治 「三国志」
...そうして帰途暴風・饑餓・疫病などのために惨憺たる損害をうけたのであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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