...現に鹿兒島市に於て南北又は是に近き方向の石垣は大部分倒壞又は大損害を被りたるにも係はらず東西若くは是に近き方向に延長せる石垣に損害少なきを觀ても西々北より東々南の方向に振動したる地震が最も強大なりしを察知するに難からず...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...聴音機等若干の損害を受けましたが...
海野十三 「空襲警報」
...四円ずつの損害を蒙らぬものはなかったそうである...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...しかしまた一方には少数ながら騰落に処して少しも損害を被らなかったものもあるのであって...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...こんな損害をしないでも誰にも出來る...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...硫黄を燃やして亜硫酸を発生せしめる際硫酸の瓦斯も伴って出るからこれが少々損害を及ぼす...
寺田寅彦 「話の種」
...之れを制定したる閣下の名誉に大なる損害を与へたるに非ずや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...スペインにおけるフィリップ五世の擁立は二十億フランの損害をフランスにかけた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「金色夜叉の真相」と云ふ書はこの損害を償ふために病中に執筆されたものです...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...近年、何時、鷲が戻つて來たか、何處を襲つて、損害を與へたか、最近では誰がそこへ登つて行かうと企てたか、などのことはちやんと分つてゐた...
ビョルンステェルネ・ビョルンソン Bjornstjerne Bjornson 宮原晃一郎訳 「鷲の巣」
...健康と道徳と幸福との点において損害を受けている...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それは常に二年して完全にその損害を恢復する...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかも穀物価格の騰貴は社会の労働階級に損害を及ぼし...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...損害を償(つくの)はうといふ妄念(まうねん)が熾(さかん)で...
三島霜川 「平民の娘」
...利得が少しも損害を越さなかったとはいえないのではあるまいか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...馬超が損害を調べてみると...
吉川英治 「三国志」
...著しき困苦とそして疑いもなくある損害を...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...かくしてこの質の土地を耕した農業者は疑いもなく彼らの生産する貨物の交換価値の下落によって損害を受けるとはいえ...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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