...その頃田畑用水掛井手(かけいで)や溜池(ためいけ)などを築くときに水盛違いで仕損じるのを防ぐためなのでした...
石原純 「平賀源内」
...「急(せ)いては事を仕損じるよ」「ぢやあ...
犬養健 「朧夜」
...三唖のように紅葉の機嫌を損じるような事は做(し)なかったし...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...奴隷の機嫌でも損じると...
薄田泣菫 「茶話」
...でもお双かたの御機嫌を損じることによって...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...万が一にも仕損じる気づかいはないと断言したそうだ...
モーリス・ルヴェル 田中早苗訳 「或る精神異常者」
...また仕損じることがあってはいけない...
近松秋江 「霜凍る宵」
...あわてると仕損じる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...機嫌を損じるばかりでなく稍ともすれば...
牧野信一 「秋晴れの日」
...何よりもまず古い正会員達の機嫌を損じる事が彼には恐ろしかったから……...
矢田津世子 「反逆」
...兵を損じるばかりだった...
吉川英治 「三国志」
...討ち損じるはずはないと思われますが」豊麻呂には...
吉川英治 「私本太平記」
...仕損じるな」彼が...
吉川英治 「私本太平記」
...御機嫌を損じるぞ――降りて来い」「はい...
吉川英治 「新書太閤記」
...短気にかかって兵を損じるのも不策...
吉川英治 「新書太閤記」
...――これ以上金ヶ崎一城に、日を費やすのも、兵を損じるのも、策を得たものではありませぬ」「では、なにか、それをなさずに、敵の本拠へ迫る御案がありますか」「まず、木下へいわせてごらんなされい...
吉川英治 「新書太閤記」
...ただ力攻(ちからぜめ)して兵を損じることの不可なることを説いて...
吉川英治 「新書太閤記」
...――お場所をわきまえぬか、内匠頭どの、御乱心召されたか』『梶川か、武士の情じゃ、放せっ』『なりませぬ! お鎮(しず)まりなされっ』『ええっ、仕損じる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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