...建網(たてあみ)に損じの有る無し...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...葉の端が摩れ損じてギザギザになっている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...だから婦人は一命を損じたのです」「ナニ嚥み下した...
海野十三 「流線間諜」
...「この畜生、爺親(おやじ)を噛み殺したから、殺すところだ」「そうか、それは気のどくだが、お父さんを殺されたうえに、虎を殺したら、大損じゃないか、それよりか、俺に売れ、その売った金でお父さんの弔(とむらい)をしたらどうだ」虎はもう眼をつむるようにして二人の前に立っていた...
田中貢太郎 「虎媛」
...実に手のつけ所のないほどに破れ損じているのである...
寺田寅彦 「柿の種」
...兄の仇(かたき)を討ちたさ、夫の仕事を手傳ふ積りで、平次の通るのを知つて狂言身投をやり、あはよくば水の中で打ち殺し、やり損じたら、一と芝居打つて、平次の家へ入り込み、平次を何とかして亡き者にしようと思つたのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その敷居の損じた跡に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あわてると仕損じる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...どうして又そんなことをなさるんで? みすみすあなたの損じゃごわせんか?」「あなたの御満足のためなら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...第一が仕損じた場合...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...人の踏まぬ畳表が非常に損じ居る...
南方熊楠 「十二支考」
...万一仕損じたときに...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...もしもわれわれが仕損じたら...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...紂王のような悪逆もしておりません」袁術は聞いているうちにもう甚だしく顔いろを損じて...
吉川英治 「三国志」
...右馬介もまた、起ち損じて、それを受けつつどうっと、諸仆(もろだお)れに、ころがり合った...
吉川英治 「私本太平記」
...――お場所をわきまえぬか、内匠頭どの、御乱心召されたか』『梶川か、武士の情じゃ、放せっ』『なりませぬ! お鎮(しず)まりなされっ』『ええっ、仕損じる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...どうせ阿呆なら踊らにゃ損じゃ――って歌っていやがる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...わが子の機嫌を損じてもならないと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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